ゴルフコース・練習場
PAR RUSH 01
「三菱ギャラントーナメント」の舞台、岩手県「南部富士カントリークラブ」後編〈施設・コース②〉“コース紹介・新シリーズ”第15回
かつて「三菱ギャラントーナメント」という名称で、トーナメントを3回開催した東北・岩手の名門「南部富士カントリークラブ」をご紹介していますが、今回は、その後編の施設・コース②です。
このコースの口コミを見ていたら、岩手県・最高難易度で、他コース比較で5から10打多く叩く可能性があり、「難しい!」というコメントがありました!
「南部富士CC」は、距離も普通、フェアウェイの幅も普通なのに、何が難しいのかをお伝えします!
目次
ドライビングレンジ、アプローチ練習場をご紹介!
ドライビングレンジは、10打席で距離は180ヤードです。練習場には、トーナメント開催時の面影はなく、少し荒れていました。
マットのティーも短いモノしかなく、ドライバーには不向きです! ボールはコース用のロストボールでした。
そばにアプローチの練習場があって、グリーン周りの芝は洋芝でしたので、ここは難しいのかと思わせるアプローチ練習場でした!
姫神山コースの概要!
岩手山コースとほぼ同じ、レギュラーティーから3182ヤードの距離で、長いという印象はありません。しかし、ドッグレッグが多く、狙いが絞られるホールが続きます。
ショートホール(パー3)が距離はややあるものの、比較的パーが取りやすいかもしれません。
ロングホール(パ-5)は、岩手山と同様に難しく、パーを計算できるホールではありませんでした。
姫神山コースは、グリーンが大きい上にうねりがとてもきついので、乗せる位置がポイントになります。
岩手山コースと違う意味で、コースはとても難しい造りでした!
南部富士「岩手山」を望む景観だが、やはりロングは難しい!
1番・491ヤード・HD(ハンディキャップ)5のスタートホールのパー5は、やや打ち下ろしていきますが、センター中央の松の木狙いで、2打目は右のポットバンカーに注意して、アイアンでの刻みも選択肢です。
左にややドッグレッグしているので、ピン位置によっては、手前のバンカーに注意しながら、右めに打っていく必要があります。
5番・490ヤード・HD1のロングホールは、やや右ドッグレッグで2打目から岩手山に向かって、緩やかに打ち下ろしていきます。
2打目からは真っすぐなホールですが、フェアウェイバンカーが点在しているので、注意が必要です。
姫神山コースのミドルホールもドッグレッグで、狙いが難しい!
前半のミドルホール(パー4)は、狙いが狭いホールが続きます!
まず、2番・392ヤード・HD2のミドルホールは、左ドッグレッグの2打目から打ち下ろしのホールです。
狙いは左の山すそに限定されますが、打ち下ろしの2打目は距離も残り、左のOBと右の池に注意が必要です。グリーンは、ポテトチップ形状で傾斜がきつい造りです。
4番・353ヤード・HD4のミドルホールは、ティーショットにプレッシャーがかかります。左ドッグレッグでコーナーに大木があり、フェアウェイの右半分に打っていかなければならないからです。
しかも、右には池があり、フェアウェイが右に傾斜しているので、フェアウェイセンターに運ぶ必要があります。
グリーンは止まららないので、手前から攻めるのが正解です。
南部富士をラウンドして感じたこと!
今回のラウンドは20名弱のコンペ参加でした。
シングルハンディの方もいましたが、それほど良いスコアは出ませんでした。口々に「難しいなぁ!」という感想を述べていました。
このコースは、方向を合わせて距離が欲しいホールと、ティーショットをピンポイントに運んで行かなければならないホールなどが多く、狙い通りのショットでないと、簡単にパーオンをさせてくれません。
さすが、三菱ギャラントーナメントを3回開催したコースだと感じました!
また、設計者のピーター・トムソンが、「南部富士こそ、私の最高傑作」と言ったことが理解できるようでした!
リベンジしてみたいと強く感じました!