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ゴルフコース・練習場

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千葉県「総丘カントリー倶楽部」“(隠れ名門)コース”を紹介するシリーズ~第51回

今回ご紹介する「総丘カントリー倶楽部」は、千葉県の房総半島の南部に位置するコースです。

“隠れ名門”という言葉を付けずに、普通のコースとして紹介します。

房総半島南部は、山が多いためアップダウンのきついコースがたくさんあります。

このコースも丘陵コースと山岳コースの両方の顔を持っていて、トリッキーなホールがたくさんあり、言い方を変えれば面白いコースだとも言えます。

それでは、コースをご紹介します!

山の上にクラブハウスがあります!

コース開場は、昭和48年で歴史のあるコースです。

アクアラインはもちろんのこと、高速もない時代には、東京からとても時間がかかるゴルフ場だったと思います。

今は、アクアラインと館山道を使って渋滞がなければ、東京から1時間半までかからずに到着します。本当に近くなりました。

館山道の富津中央ICを降りて、10分ほど走ると、ゴルフ場の入口案内があり、そこから山道を上がっていくと、クラブハウスがあります。

山の上に建つという感じで、ゴルフ場名が想像できます!

コース概要〜アウトとインで顔が違う!

アウトコースは、4番まではアップダウンも少なく、箱庭のような趣きがあります。

ただし、5番からは丘陵コース? いや山岳コースに一変します。左右のOBには注意です!

一方、インコースはいきなりかなりの打ち下ろしのロングホール(パー5)でスタートします!

そして、その後も、豪快な打ち下ろしや谷越えなどのホールが続き、アップダウンがかなりきつく山岳コースの顔がずっと続きます!

全体に距離はありませんが、無理せずに「攻める・守る」を徹底して、注意しながらプレーしないと、大叩きが待っています。

距離は、アウト2903ヤード、イン3117ヤード、トータル6020yと短めですが、極端な打ち上げもあり実距離は長くなっています。

グリーンは2グリーンのためとても小さく、グリーンへのショットは難しくなります。

アウトコースは比較的丘陵コースの趣き!

アウトコースのスタートホールは486ヤードのロングホールで、箱庭のような景色でスタートします。

しかし、フェアウェイはすぐに狭くなり、左はOB、右は1ペナという、やはり狭いホールです。

1番から3番まではアップダウンも少なく、一旦クラブハウス前に戻り、4番・5番のミドルホール(パー4)と、丘陵コースの雰囲気で進んでいきます。

しかし、5番のロングホールのティーグランドに立つと、このコースの難しさがわかってきます!

このホールは452ヤードのハンディキャップ(HD)1ですが、ずっと打ち上げで、その上りは半端ではありません。

そして、左は法(のり)面、右は1ペナで、途中もとても狭いホールです。

このあと、7番のショートホール(パー3)は約20ヤードの打ち下ろし、8番のミドルも打ち下ろしのHD5、9番のミドルは、2打目から打ち下ろしのHD3のミドルと、厳しいホールが続きます!

このコースの難しさを、たっぷりと味わってアウトコースは終了しました。

インコースはアップダウンが厳しく山岳コースに近い!

さて、インコースは514ヤードの豪快な打ち下ろしのロングでスタートします。

HDは10ですが、2打目から極端な打ち上げで、距離感がとても難しいです。

その後は打ち下ろしのショートや、打ち下ろしのミドルなどが続き、13番のショートはHD14ながら谷越えの168ヤードで、しっかりしたショットをしないと谷を越えません!

また、14番のロングから16番のミドルまでは、HDが2、4、6のホールが続きます。

特に、15番の425ヤードのミドルホールは、左に直角のドッグレッグのホールで、左の林は下が断崖で相当の飛ばし屋でないと越えません。

そして、コーナーからグリーンまでも約200ヤードの距離があり、とても難しいホールです。

17番は、写真にある通り谷越えのティーショットになります。距離はありませんが、ティーショットにプレッシャーがかかります。

最終18番のミドルは、ずっと打ち上げて行くホールで、距離は326ヤードですが、キャリーで届かないとグリーンに乗りません。

また、打ち上げのグリーンがとても難しく、奥からは傾斜がきつく止まりません。

山岳コースを味わったラウンドでした!

GPS付きの乗用カートで、コンペの状況が一目瞭然!楽しさ倍増!

乗用カートは最新のもので、GPS付きでコースのヤーデージはもちろん、スコア入力も出来て、コンペの状況がリアルタイムでわかります!

途中で、目まぐるしく順位が変動して、カートの中で一喜一憂でした。

3組12名のコンペでしたが、とても楽しくプレーできました。

※写真はtechno craft社のHPから引用