Gride

gettyimages/815261176
getty

ゴルフクラブ

オリオット

ニュークロムソフト Xで飛距離が~6ヤードアップ!

こんにちは~、オリオットです。

キャロウェイは、ゴルフ業界で初めて「グラフェン」という材料を使ったボール、クロムソフトとクロムソフト Xの販売を開始しました。

今日は、その2つのボールを打ち比べてみましたのでご紹介します。

クロムソフト Xは驚きの高弾道でした

ボールの弾道シミュレーターは、ゴルフショップに設置されていた「サイエンス アイ フィールド」。

使用ドライバーは、同じくキャロウェイのGBB エピック スター(ロフト9.5度、シャフトS、先中調子、45.75インチ、294グラム)。

これは私がコースで使っているドライバーです。

まず、驚いたのはクロムソフト Xの弾道。

最高到達点が36ヤードで、いつものボールより6ヤードほど高い。

ボールを変えるだけでこれだけ高弾道になるというのは驚きです。

ヘッドスピード39.5m/s(メートル/秒)、ミート率1.46、初速57.7m/s、打ち出し角19度、バックスピン2050rpm、飛距離230ヤード(キャリー+ランの合計)で、いつもより飛距離が6ヤードは伸びています。

クロムソフトの方は、いつものような弾道で打ち出し角15度、最高到達点30ヤードですが、バックスピンが少ないため(1645rpm)、ランが出て飛距離はクロムソフト Xと同じ230ヤード。

やはり6ヤードはいつもより伸びています。

ゴルフショップの店員さんが言うには、“クロムソフト Xの方は、どちらかというとスピン系なのですが、これほど弾道に差が出るとは。。。”

ボールの構造はどうなっているのでしょうか?

ボールを糸鋸(いとのこ)でカットしてみました。

材料の配色は、単にボールの種類を区別するために変えているだけだと思われます。

ボールを糸鋸で切っているときの感じでは、クロムソフト Xの方が少し硬めかもしれません。

キャロウェイの担当者に確認したところ、“構造は同じで、材料の配合を変えているだけです”との説明。

試打データでは、クロムソフト Xの方がクロムソフトに比べてバックスピンが出ていましたが、これはクロムソフト Xのコアが少し硬いことによるものと考えられます。

クロムソフト Xでスピンが出るといっても、バックスピン2050rpm程度ですから、普通の柔らかいボールに近いレベルと思われます。

それなのに高弾道の球筋になるのですから、素晴らしいです。

クロムソフトとクロムソフト X、どれを選べばいいの?

getty

打感は、クロムソフトは柔らかめ、クロムソフト Xの方は少し重め。

クロムソフトはサイドスピン(50rpm)がかかりにくく、直進性が良い。

クロムソフト Xはサイドスピン(±150rpm)が少しかかりやすい。

2つのボールをホール毎に使い分けるとすれば、

クロムソフトは

1.フェアウェイが狭く、まっすぐ飛ばしたいホールで
2.打ち下ろし、ランを出して距離を稼ぎたいホールで
3.アゲンストの風が吹いているホールで

クロムソフト Xは

1.打ち上げ、キャリーで距離を稼ぎたいホールで
2.フォローの風が吹いて、距離を稼ぎたいホールで
3.フェアウェイが広く、ドロー系の球筋で距離を稼ぎたいホールで

ということになるかもしれません。

“守りのソフト”、”攻めのX”といっても良いかもしれません。

プライベートなコンペでは、ワンボール条件(全ホール、同一ブランド・種類のボールを使用)が付くことはほとんどありませんので、ホールごとにボールを変えるということも検討に値するかもしれませんね。

あとは、コースで試してみることにします。

それでは、また。。。。