ゴルフクラブ
オリオット
ニュークロムソフト Xで飛距離が~6ヤードアップ!
こんにちは~、オリオットです。
キャロウェイは、ゴルフ業界で初めて「グラフェン」という材料を使ったボール、クロムソフトとクロムソフト Xの販売を開始しました。
今日は、その2つのボールを打ち比べてみましたのでご紹介します。
クロムソフト Xは驚きの高弾道でした
ボールの弾道シミュレーターは、ゴルフショップに設置されていた「サイエンス アイ フィールド」。
使用ドライバーは、同じくキャロウェイのGBB エピック スター(ロフト9.5度、シャフトS、先中調子、45.75インチ、294グラム)。
これは私がコースで使っているドライバーです。
まず、驚いたのはクロムソフト Xの弾道。
最高到達点が36ヤードで、いつものボールより6ヤードほど高い。
ボールを変えるだけでこれだけ高弾道になるというのは驚きです。
ヘッドスピード39.5m/s(メートル/秒)、ミート率1.46、初速57.7m/s、打ち出し角19度、バックスピン2050rpm、飛距離230ヤード(キャリー+ランの合計)で、いつもより飛距離が6ヤードは伸びています。
クロムソフトの方は、いつものような弾道で打ち出し角15度、最高到達点30ヤードですが、バックスピンが少ないため(1645rpm)、ランが出て飛距離はクロムソフト Xと同じ230ヤード。
やはり6ヤードはいつもより伸びています。
ゴルフショップの店員さんが言うには、“クロムソフト Xの方は、どちらかというとスピン系なのですが、これほど弾道に差が出るとは。。。”
ボールの構造はどうなっているのでしょうか?
ボールを糸鋸(いとのこ)でカットしてみました。
材料の配色は、単にボールの種類を区別するために変えているだけだと思われます。
ボールを糸鋸で切っているときの感じでは、クロムソフト Xの方が少し硬めかもしれません。
キャロウェイの担当者に確認したところ、“構造は同じで、材料の配合を変えているだけです”との説明。
試打データでは、クロムソフト Xの方がクロムソフトに比べてバックスピンが出ていましたが、これはクロムソフト Xのコアが少し硬いことによるものと考えられます。
クロムソフト Xでスピンが出るといっても、バックスピン2050rpm程度ですから、普通の柔らかいボールに近いレベルと思われます。
それなのに高弾道の球筋になるのですから、素晴らしいです。
クロムソフトとクロムソフト X、どれを選べばいいの?
打感は、クロムソフトは柔らかめ、クロムソフト Xの方は少し重め。
クロムソフトはサイドスピン(50rpm)がかかりにくく、直進性が良い。
クロムソフト Xはサイドスピン(±150rpm)が少しかかりやすい。
2つのボールをホール毎に使い分けるとすれば、
クロムソフトは
1.フェアウェイが狭く、まっすぐ飛ばしたいホールで
2.打ち下ろし、ランを出して距離を稼ぎたいホールで
3.アゲンストの風が吹いているホールで
クロムソフト Xは
1.打ち上げ、キャリーで距離を稼ぎたいホールで
2.フォローの風が吹いて、距離を稼ぎたいホールで
3.フェアウェイが広く、ドロー系の球筋で距離を稼ぎたいホールで
ということになるかもしれません。
“守りのソフト”、”攻めのX”といっても良いかもしれません。
プライベートなコンペでは、ワンボール条件(全ホール、同一ブランド・種類のボールを使用)が付くことはほとんどありませんので、ホールごとにボールを変えるということも検討に値するかもしれませんね。
あとは、コースで試してみることにします。
それでは、また。。。。