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ゴルフクラブ

ミラクルゴルファー★まもプ(蝶首亭塗立)

日本最東端にある根室ゴルフクラブ~探訪記~

日本最東端でありゴルフ発祥の地と似ていると耳にするゴルフ場のご紹介!

日本のプレストウックとも言われる日本最東端のゴルフ場

このゴルフ場へ訪れたゴルファーの多くがこのゴルフ場の事を「ゴルフ発祥地スコットランドの様な雰囲気だ」「プロゴルファーの聖地プレストウイックのようだ」と言う、日本を代表するリンクスコースが根室ゴルフクラブです。

スコットランドと似た気候

プレストウイックを思わせる雰囲気ということなのだが一体何がそう感じさせるのか?疑問になる事も多くある。

根室ゴルフクラブは「コースは海に囲まれた小高い丘に位置し、朝は辺り一面が霧で包まれていて日が高くなるにつれて霧は消え風が強く吹く、その風は海風の為重たくて通常でも風速は10メートルを超える。

そして時間の経過とともに風向きが変わり気温も天気も変化する」とのこと。まさにスコットランドの「一日に四季がある」というのと一緒で気候も似ている場所なのです。

「海が見える」「寒い地域」「最東端のゴルフ場」という言葉の響きも「素朴さ」を増長させていて「根室ゴルフクラブ」の存在価値を上げているように感じますし「ゴルフ発祥の地」の雰囲気を出しているのかもしれません。

どこにあるの?

釧路空港から150キロほど、中標津空港から90キロほどの場所に位置します。根室半島の真ん中あたりに位置します。

釧路空港からだと国道44号線をひたすらに東へ向かいます。とにかく車中から見える風景は「北海道だなぁ」と感じます。

そのまま進めば左手には根室湾が見え「国後島」も見え隠れして「最東端」な雰囲気を感じます。根室市内を抜け納沙布岬方向へ更に進み15分ほど走ると小高い丘に突然現れるのが「根室ゴルフクラブ」です。

納沙布岬までは15キロほどの牧場のような場所にピンフラッグが見えて初めて「ゴルフ場があるんだ」と気が付くくらいです。

「こんなところに?」「こんな風に?」という疑問しか頭に浮かばないような光景に驚くばかりです。

納沙布岬へ向かう国道のすぐ脇に赤い屋根の小さなクラブハウスが「ぽつん」と見えます。本当に「ぽつん」という言葉がぴったりとはまる光景です。

予約無しの訪問でもPLAYできる

予約無しで突然訪問してもなんら問題のない「到着順」スタイルの為、ふらっと訪れる地元の人もいるそうで「アットホーム」というか「パブリック」なコースです。

受付で簡単な受付をすればカートに乗ってPLAY開始となります。初めてPLAYの場合はキャディー付をお願いされるようですが、コースを知らない人はキャディ付をおススメしときます。

知らないのにセルフを選択するときっと後悔することになると思います。コースの案内図もありますし、スタート前に詳しく説明をしてくれますが、「このホールのレイアウトは?」「このホールのグリーンは?」「次のホールはどこ?」などほとんどわからないです(笑)

9ホールを2度まわるスタイルだが侮るなかれ!

9ホールのレイアウトでOUTとINで異なるTeeを使用することで18ホールとなる形になっています。

9ホールを2度PLAYと聞くと「飽きるのでは?」と思われるのですが全くそんな感覚がなく、「何度でも」と感じてしまう飽きの来ないコースです。

ここのメンバーも「知れば知るほど難しくなっていく」と口をそろえて言うそうです。

このコースは全体的に丘の上の地形を利用して作られています。元々の地形を有効に利用しているため自然な大小のマウンドがありますし、小さく少ないバンカーも配置が絶妙でコースを知っていても各ショットのポジショニングが難しいのです。

広い丘に小さな畝がありそこにコースがレイアウトされているのです。畝はコースのいたる所にあり手作業で造成した畝は自然で均等でないことで難しくなっています。

大きなマウンドにもうねはあるので大きな傾斜に小さなうねの傾斜が加わりショットの難易度はUPするのです。

コース内はもはやスコットランド

コースは「丘」にあり、周辺は牧場や手つかずの牧草地で見通しのよい開けた場所にありますし北海道から突き出た半島に当たるこの辺りは当然のように常に風が強く吹いています。

1番のTeeに立てば、5,6本のピンフラッグが見えますし、大小の畝に隠れてバンカーもクリーン面も見えません。目標も定かではないですしどこへ打てばいいのかすらわかりません(笑)

地面は基本的には硬く締まっていますのでフェアウエイはボールが転がりますので自然とボールの止まる位置はうっすら凹んだ場所になります。

硬い地面からボールを上手く捉え硬いグリーンへ止めるのは難易度が高く、コースレイアウトや距離から想像する難易度とは全く違った難易度となります。

「どこへ打つかわからない」という状況でフェアウエイは左右にドックレックしていたり、機械が入れず芝を刈れない場所が必然的にもの凄いラフとなっていたり深くはないもののフェアウェイに忽然と現れたように感じる小さなバンカーがあったり。

どれもこれもスコットランドっぽい独特な雰囲気を感じます。あれもこれもふまえて考えると「ゴルフの原点がこういうコースで行われていたのか」と考えるのが妥当なのかもしれませんね。

景色がもたらす自然のハザード

トータルで6400ヤードほどのコースですが、難しさは距離ではないんだということが良くわかるコースで、「見る景色」「ショットのシチュエーション」「ショットの難易度」など全てにおいて貴重な経験をする事ができます。

きっと「また行きたい!」と思うことでしょう。

所在地:〒087-0161 北海道根室市友知93
連絡先:0153-23-2964