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限定400個!話題のスリクソン ZX7 440ドライバーを試打しました!

ZXシリーズの発表から大人気のスリクソン(ダンロップ)のドライバー。

今回は、限定で発売されたZX7 440ドライバーの試打インプレッションをしてみたいと思います。

特約店のみで発売された限定モデル

(画像は公式サイトより)

一般的な量販店で販売されているのは、ZX5 ドライバーとZX7 ドライバーです。

これらはヘッド体積が460ccなのですが、この限定モデルは440ccと少し小ぶりな設計です。

過去のシリーズだとZ900シリーズのようなイメージです。

メーカーのホームページによると、限定で400個のみ販売とかなり数量を絞った販売数となっていて、非常にレアリティの高いクラブとなっています。

販売ルートとしては、特約店で購入するかツアーバン帯同のフィッティングイベントで購入できるようです。

限定数が400個と明記されており、すでに在庫数がかなり減っているとも予想されますね。

大きく何が違うの?

(画像は公式サイトより)

ホームページの製品紹介にスペック上の大きな違いが紹介されてます。

上から順を追ってみてみましょう。

ライ角……ZX7 440、ZX7、ZX5、3機種とも標準は59度のようです。

ヘッド体積……製品名の通り、このモデルだけ440ccとやや小ぶりな設計になってます。

ヘッド厚……440ccというヘッド体積に反して、厚みはZX5の64ミリ(mm)とほとんど変わらない63.9mmとなっており、クラウンが盛り上がっているような数値になっています。

フェース厚……ここは興味深い数値になってます。ディーブフェースのZX7が54mmになっているのに対して、ZX7 440は48.5mmと、3機種の中で最もフェースの厚の数値が小さくなってます。先述したヘッド厚の数値と相まってクラウンの盛り上がりが強調されそうですね。

フェースアングル……3機種ともかなりオープンフェースとなっていますが、ZX7 440は中間の-4.5度となっているようですね。

ヘッド重量……こちらは3機種とも統一されて200グラム(g)となっています。この他に装着されているウェイトにも特徴があります。

ZX5は8g、ZX7は4gと8gが標準で装着されていますが、ZX7 440は2gと8gのウェイトが標準で装着されています。

この2gのウェイトは非売品となっており、かなり希少なウェイトとなっています。

※個人的にはメーカー様に2gのウェイトの販売を切に願っています。

見た目の変化は?

(画像は公式サイトより)

ZX7とZX7 440の見た目のサイズ違いも紹介します。

当然体積が小さいので全体的に小さく見えます。

トウ側やクラブ後方が小さくなっているのは大体想像がつくと思いますが、特徴的なのがフェースのヒール側も若干変化がみられるという部分です。

上の段落でフェースアングルが0.5度ほど異なっているのですが、その数値がこの部分に現れているようです。

誰が使ってる?

(画像は公式サイトより)

ダンロップ契約選手の中で使用プロ3人が紹介されてました。

まずYouTuberとしても大人気の香妻陣一朗プロを始め、出水田大二郎プロ、塚田陽亮プロがバッグに入れているようです。

3人のコメントをピックアップすると「操作性が良い」「叩いても吹け上がらない」と比較的力のある上級者が好みそうな性能だということが伺えます。

実際の試打動画をどうぞ

ここからは実際の試打動画をご覧ください。

使用スペック
ヘッド……ZX7 440(9.5度)
シャフト……純正カーボンシャフト ディアマナ ZX for SRIXON 60S

ご了承いただきたいのが、撮影日の気温が氷点下となっており、ボールもかなり硬くなっていましたので、ユピテル(計測器)上の数値が若干落ちております。

まずはヘッドスピード50メートル/秒(m/s)で打ってみました。

メーカーの広告を見ると相当上級者向けかな? と思いましたが、想像よりは簡単に感じました。

ただ、簡単と言ってもやや左に行きづらいい印象はあり、スライサーへ向けたお助け機能は皆無と感じます。

次に感じるのが強弾道。練習場のレンジボールはコースボールに比べてバックスピンが入りやすく、結構弾道が上に上に吹けるクラブもあるのですが、このクラブはビックリするくらい前に飛んでいる印象がありました。

パワーヒッターが振れば振った分だけ飛距離を稼げそうな印象を強く感じました。

よって、半端なヘッドスピードでは打ち出し角やボール初速が不足してキャリー不足(ドロップ)になってしまう懸念があります。

続きましてヘッドスピード43~45m/sに落として振ってみました。

まぁ(球は)上がらないんだろうなと半ば諦めて打ってみたのですが、意外と球は上がるんです。

しかし、当然バックスピンは物すごく少ないので、ドロップする寸前という危険なボールだったのも事実です。この辺りのヘッドスピードでも扱うことはできそうなのですが、安定してボールを打つとなると相当な技術が要求されそうです。

最後に可変スリーブを動かして、今作から新たに設計された「スタンダードフラットポジション(STD FL)」を試します。

ライ角がフラットになるとボールがつかまりにくくなるので、さらに左を嫌うハードヒッター向けのポジションとなります。

ちなみに、世界の松山英樹プロはこのポジションを採用しているようです。

打ってみるとやはり左に行きづらい印象が強くなり、ミスショットで曲がる方向がフック系という人以外はかなり厳しそうなセッティングでした。

今回は純正のカーボンシャフトを使用しましたが、このクラブを扱うにはカスタムシャフトを装着し、しっかりと振っていくことが必要と感じました。

総評として、クラブスペックはすでに海外モデルと何ら遜色なく、むしろ新作の中では最も性能の高い部類のクラブとも思えます。

パワーヒッターはキャロウェイのエピックマックス LS ドライバーやテーラーメイドのSIM2 ドライバー、ピンのG425 LST ドライバーに目が行きがちですが、ぜひ打つ機会があれば試してほしいです!