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もーりー

“ウェッジ4本体制”を取り入れる場合のクラブ選びのポイントとは?

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

今や多くのプロゴルファーが採用している“ウェッジ4本体制”のクラブセッティング。

ぜひ自身のクラブセッティングにも取り入れたい! とお考えの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は“ウェッジ4本体制”を取り入れる場合のクラブ選びのポイントについて、あれこれとお話していきたいと思います。

そもそも“ウェッジ4本体制”とは?

まずは「そもそも“ウェッジ4本体制”とはどういうこと?」という皆さんのために、“ウェッジ4本体制”についてお話をしたいと思います。

“ウェッジ4本体制”とは、一般的にピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジの3本のウェッジの構成に、もう1本ウェッジを加えるクラブセッティングのことを言います。

「ゴルフのスコアはショートゲームで決まる!」なんてよく言われますが、そのショートゲームを重視するために、男子プロゴルファーたちが長い番手(フェアウェイウッド、ユーティリティー、ロングアイアンなど)を1本抜いてウェッジをセッティングするようになって、徐々に広がりました。

長い番手の飛距離性能や扱いやすさが飛躍的に進化した今では、男子プロゴルファーだけでなく、女子プロゴルファーやアマチュアゴルファーの間でも“ウェッジ4本体制”のクラブセッティングを採用するケースが増えています。

それではウェッジを4本にするメリットはどこにあるのでしょうか。

それはアイアンからサンドウェッジまでのロフトピッチが均一になることです。

これはどういうことかというと、アイアンセット(アマチュアなら5番アイアン~ピッチングウェッジ、男子プロゴルファーやパワーヒッターなら3もしくは4番アイアン~ピッチングウェッジ)のロフト角はおおむね4度刻みになっているということです。

いっぽうピッチングウェッジの下がアプローチウェッジとサンドウェッジの2本の場合、ピッチングウェッジのロフト角が44~45度だとして、アプローチウェッジが52度、サンドウェッジが58度だとすると、ロフトピッチが6~7度と、アイアンセットのロフトピッチに比べて間隔が空き過ぎてしまうわけです。

そこでもう1本ウェッジを加えることで、ロフトピッチをアイアンセットと同じ4度刻みにすることができるというわけなんですね。

ロフトピッチを揃えることができれば、クラブごとの飛距離の階段を作りやすくなりますから、ショットの距離感が良くなるというわけなんですね。

まずはピッチングウェッジのロフト角を確認しよう!

“ウェッジ4本体制”の予備知識がわかったところで、次はクラブ選びのポイントに移りたいと思います。

“ウェッジ4本体制”にする時に一番重要視してほしいことは、とにもかくにも現在お使いのピッチングウェッジのロフト角を知ることです。

最近ではアイアンセットと別売りのウェッジを使う人がほとんどですが、多くのアマチュアゴルファーは自身のピッチングウェッジのロフト角を確認することなくアプローチウェッジを選ぶ傾向にあります。

例えば好きなプロゴルファーが使っているからと、52度のアプローチウェッジと58度のサンドウェッジを選ぶというような選び方ですね。

実はアイアンのロフト角というのは統一されているわけではなく。クラブによってまったく違ったりします。

例えば男性用の一般的なアイアンセットなら、ピッチングウェッジのロフト角はだいたい44~45度くらいですが、最近流行りの飛び系アイアンだと42度くらい、タイガー・ウッズなんかが使うプロモデルだと48度くらいの設定になっていたりします。

もし飛び系アイアンを使っている人が52度のアプローチウェッジを使うとすると、ピッチングウェッジとのロフトピッチは10度(番手にすると2~3番手)も空くことになるのです。

これだけロフト差があると距離感を作るのは至難の業だと思います。

ですから、先ほどご紹介したように、アイアンセットのロフトピッチに合わせる場合、飛び系アイアンの場合なら46度と50度のアプローチウェッジを各1本、それに54~56度くらいのサンドウェッジを1本のセッティングにすると、アイアンからのロフトピッチの流れが良くなります。

もしピッチングウェッジのロフト角が45度前後であれば、50度、54度、58度、もしくは48度、52度、56度の3本の組み合わせにすると、バランスのいい“ウェッジ4本体制”にすることができると思います。

タイガー・ウッズがウェッジ3本セッティングな理由

getty

このように“ウェッジ4本体制”にする際はロフト角のバランスに注意する必要がありますので、少なくとも自身のクラブのロフト角はしっかりと把握しておくようにしましょう。

ちなみにタイガー・ウッズは、昔から変わらずウェッジはピッチングを含めて3本のクラブセッティングです。

タイガーの場合はピッチングウェッジのロフト角が48~49度くらいのアイアンを使っており、そこから54度、60度と6度刻みになるようにしているので、アプローチウェッジをもう1本加えるという選択肢はきっと必要ないのでしょう。

その分得意のスティンガーショットなどのためにロングアイアンをセッティングに加えていますよね。

ゴルフクラブはドライバーとパターを含めて14本までしかセッティングできません。

その中でどの範囲の番手を手厚くするかはプレーヤーの自由です。

“ウェッジ4本体制”を採用するなら、今までのセッティングの中から1本を外さなければなりません。

ちなみに私もーりーも“ウェッジ4本体制”ですが、その代償に3番ウッドをセッティングから外す選択をしました(ラウンドでミスをしやすいクラブよりショートゲームを重視するということです)。

100ヤード前後、もしくは100ヤード以内のアプローチを苦手にしているようなら、“ウェッジ4本体制”はかなりおススメだったりしますよ。

興味のある方はぜひお試しあれ♪ といったところで今回はここまで。

それでは、また!