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最大飛距離だけを参考にしない!クラブを選ぶときは平均やミスの傾向をチェック!
ゴルフクラブ購入にあたって、ゴルファーが必ずやるのはショップでの試打だと思います。
ショップで試打する際はトラックマンなどの計測機でいろいろと数値を測ってもらいますが、いくつか注意点があるので、参考にしてもらえたら幸いです。
クラブ購入の目的は?
「ゴルフクラブを買う」というのは金銭的な負担を考えても、大きな決断です。
これまで自分が使っていたクラブよりも明らかに良いと思えるものを信じて買う訳ですから、何らかの目的が必要になります。
ここではドライバーを買うことを前提に話を進めます。
ドライバーの場合、多くの方にとって買う最大の目的は飛距離を伸ばすことでしょう。
そのため、最大飛距離というか、「〇ヤード飛ぶ」という計測数値が一番気になる部分だと思います。
Aクラブの最大飛距離は250ヤード
Bクラブの最大飛距離は240ヤード
AのほうがBよりも10ヤード飛ぶから、Aにしよう
皆さん、こういう考え方でクラブを選ぶと思いますが、一度計測したすべての数値を見ることをおススメします。
Aのクラブはご自身のミスにも対応してくれていますか?
自分にとって相性の良いクラブとは……
普段のラウンドで、自分のミス(プッシュアウトとか、引っ掛けとか)の傾向はある程度つかんでいるかと思いますが、その試打したクラブがそれを助けてくれるものなのかどうかは、どれだけ飛ぶかよりも気になるところです。
これまでは5回に1回しかナイスショットが出なかったのに、それを2回にしてくれるクラブは大事です。
でも、実際のラウンドで良いスコアを出すことから逆算すると、5回のうち4回は出てしまうミスに対して、0点のショット(OBなどの大ミス)を30点にしてくれるドライバーのほうがはるかに優れていると思います。
要は、自分にとって相性のいいクラブとは、ナイスショットした時は飛んでくれるクラブではなく、起こってしまうミスを最大限カバーしてくれるクラブのほうです。
計測された数値はすべて見た上で判断すべき?
最大飛距離は確かに大事です。これだけ飛ばせるんだという自信にもなります。
が、試打にて計測した数値はすべて見るようにしたほうがベターです。
Aのクラブで5回打って、うち1回がナイスショットで最大飛距離。他の2回は明らかにミスでOBゾーンへ、2回は当たりは今ひとつだけど及第点。
Bのクラブで5回打って、うち2回はナイスショット、1回は明らかにミスだけど何とかOBを免れ、2回は及第点のショット。
この場合、Aの1回しか出ていない最大飛距離を参考にするよりも、Bの安定感を選ぶほうが確実にスコアに寄与すると思います。
打ち損じた時でも飛距離がそこそこ出てくれ、かつ左右の曲がりが少ないクラブならば、コースに出た時にOBや池ポチャ、スコアに直結してしまうミスを確実に減らせます。
平均を上げるには、最高を上げるよりも最低を上げるほうがはるかに効果アリ
これはゴルフに限らず、あらゆることに言えますが、ドライバーの平均飛距離を上げるなら、最大飛距離を伸ばすことよりも、ミスの質を上げるほうがはるかに効果があります。
当たれば280ヤード飛ぶけどOBもある人よりも、いつも230ヤード飛ばせる人のほうが平均飛距離は上でしょうし、スコアもある程度計算できます。
平均スコアを上げたい時も同じで、ハマれば70台、ひどい時は100叩いてしまう人よりも、常に安定して80台で回れる人のほうが平均スコアは上になるでしょう。
ナイスショットを基準にして選ぶクラブ。ミスショットもちゃんと考慮して選ぶクラブ。
どちらのクラブがスコアメークに役立つかと言えば、圧倒的に後者だと思います。
クラブ選択する際に、ぜひ参考にしてください。