ゴルフクラブ
Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ
クリーブランドの「RTX4」と「RTX4フォージド」ウエッジを試打してみた!
ゴルフが少しずつ上達しスコアが良くなってくると、ショートゲームの重要性が身に染みて分かります。
そして、グリーン周りやバンカーで活躍する「サンドウェッジ」選びも「好きなブランド」から「イメージに合うウェッジ」にシフトしていくと思います。
私自身、ウェッジと言えば「ボーケイ」でしょ! とミーハーなチョイスを続けてきましたが、何となくイメージがズレてきたので、ウェッジ探しの旅を始めました。
そして今回は、クリーブランドの「RTX4 ウエッジ」と「RTX4フォージドウエッジ」を試打しましたのでレビューしたいと思います。
クリーブランドゴルフの紹介
クリーブランドゴルフの母体は住友ゴム工業株式会社で、ゴルフ用品を専門とするSRI スポーツが所有するブランドです。
日本国内でのブランドの位置付けとしては、ダンロップ系列である「スリクソン」や「ゼクシオ」と同じ並びになります。
クリーブランドゴルフは、ショートゲームに絞って取り組んでいるという点ではトップブランドでしょう。
ショットメーカーとして有名な松山英樹選手もクリーブランドの「クリーブランド RTX2.0 プレシジョン フォージド ウエッジ」を長く愛用しています。
トッププロは状況によって1本のクラブでも様々なショットを打つため、松山英樹選手が使うウェッジもヒールの高さを抑えて開きやすさを追求した形状になっています。
クリーブランドの「RTX4」と「RTX4 フォージド」を打ってみた!
左側が「RTX4フォージド」、右側が「RTX4」です。
クリーブランドは他社ウェッジと比較してヘッドの座りがよく、ハイバウンスでもそれを感じさせません。
またソール部分は、開いても使いやすいように削られて、グリーン周りでいろいろな使い方をしたい人にはイメージがバッチリ合うと思います。
砂の薄いバンカーでプレーすることが多い人にもオススメですね。
実際に「RTX4」と「RTX4 フォージド」を試打してみると、ヘッドの抜けの良さを感じます。
人工芝ということを差し引いても、ボールの下をスパッと抜くショットが打ちやすそうだなと感じました。
スペックの主な違いとしては、「RTX4」はオーソドックスタイプなウェッジ(他社ブランドのアイアンとミックスしても違和感なし!)に設計されています。
一方、2019年に発売された「RTX4 フォージド」は、フェーストップに向かって厚くした『逆テーパーブレード設計』であったり、S20C軟鉄鍛造モデルであったりと、やや日本のゴルファー向けに開発された感があります。
「RTX4」と「RTX4 フォージド」の一番大きな違いは、ヒールの削り方!
「RTX4」と「RTX4フォージド」の一番大きな違いは、S20C軟鉄鍛造の打感や逆テーパーブレード設計ではなく、ヒール部分の削り方にあると感じました。
「RTX4 フォージド」のヒール部分は、「RTX4」と比較して削り込まれた形状になっており、開いて使ってもバウンスが主張してきません。
スクエアに構えた時は大きな差を感じませんが、開いて構えてみるとこの差が非常に大きく感じました。
「バンカーでも使うため、それなりのバウンスは欲しい。だけどアプローチで開いても使いたい!」という人は「RTX4 フォージド」がオススメです!!