ゴルフクラブ
Nick Jagger
とても重要!クラブの重量を気にしたことありますか?
実戦では、練習場のように同じクラブを2度続けて使うことはあまりありません。
1球ごとに違うクラブを使うのが普通ですよね。だからこそ14本のクラブを同じタイミングで振れるようにしなければいけないのですが……。
ドライバーもサンドウェッジも同じ速さで振れるようにする
ゴルフクラブの不思議なところは、一番長いドライバーの重量が最も軽く、一番短いサンドウェッジが最も重いところではないでしょうか(パターを除く)。
さらに、普通に考えれば、軽いものは速く振れるのに、ドライバーは長さがあるために思ったほど速く振れませんが、逆に普通なら重いものはゆっくりにしか振れませんが、サンドウェッジは短くて先端が重いために意外とヘッドが走って速く振れます。
クラブセッティングで大事なことは、このバラつきをなくすことです。
軽くて長いドライバーも、重くて短いサンドウェッジも、同じ速さ(タイミング)で振れるようにしなければなりません。
※実際に同じヘッドスピードになるわけではありません。
アイアンセットには重量のバラつきはないが……
それには各番手を自分のタイミングで振れる重さにすることです。
そうすることで、すべてのクラブでテークバックからインパクトまでの時間を同じにできるのです。
言い換えますと、ドライバーからサンドウェッジまで、一貫したスイングがしやすくなるということです。
そうなると「今日はドライバーはいいんだけど、アイアンが全然ダメ」というようなことがなくなるのです。
アイアンの場合、その本数はモデルによって異なりますが、セット売りを買う人が一般的です。
例えば、5番アイアンからピッチングウェッジのセットだとしても、その間の重量のバラつきはそうありません。
多少あったとしても、購入したゴルフショップや工房などで調節してもらう程度で事足りるでしょう。
ドライバーの重量がクラブセットを決めてしまう
問題になるのが、バラで買うことが多いウッドやウェッジです。
特にウッド系には要注意です。
ポイントは同じ重量にしないことです。フェアウェイウッドをドライバー並みに軽くしますと、タイミングが早くなってしまいます。
各クラブの重さの違いを等間隔にする必要はありませんが、例えばドライバーが300グラムならば、3番ウッドは310~330グラム(ドライバーと3番ウッドの長さによっても変わります)。
それ以降は0.5インチ短くなるごとにおよそ7~8グラム間隔で重くなり、サンドウェッジで430~450グラムくらいになるのが目安となります。
このとき、「D1」や「C9」などと言われる、いわゆるクラブバランスを同じに揃える必要はありません。
ただ、アイアンのシャフトのように同じものを使っているグループ内では、クラブバランスは同じか、短くなるにつれて少しずつ重くなっていくようにフローしていたほうがいいでしょう。