ゴルフクラブ
ぽーりー
人気モデルの実力やいかに!?テーラーメイドM5を打ってみた!
今回、テーラーメイドM5を試打してみました!
今年のマスターズ・全米プロの優勝者がどちらもM5を使用していましたし、松山英樹プロを含め契約外のプロも多数使用している人気モデルです。
反発係数を一度基準を超えるようにヘッドを製作し、「スピードインジェクション」という技術で基準内に戻し、かつルール上限値に近づけることが特長のこのドライバー、前モデルから搭載された「ツイストフェース」と相まってどんなクラブに仕上がっているのかが楽しみです!
今回のスペックは?
今回試打したスペックは以下の通りです。
ロフト:10.5度
シャフト:KUROKAGE TM5 2019 フレックス:S
シャフトは50グラム台と軽めの設定となっておりますので、振り抜きやすくなっております。
中調子らしい素直な挙動です。
構えた時に「何かが違うな」と思ったので確認してみたところ、シャフトが45.75インチと若干長めとなっていました。
それにしても、昨今の純正シャフトはシャフトメーカーが各モデル専用シャフトを作っているので、以前に比べて良し悪しの幅が少なくなったように感じます。
全体的に軽くなっている印象ですが、かと言って頼りないわけではありません。
純正シャフトは価格面で大きなメリットがあるので、機能向上はうれしい限りです。
見た目と構えた印象は?
見た目は、シャローフェースのドライバーによく見られる大きなお尻ではなく、スッキリとした形になっております。
印象としては、昔の「洋ナシ型」に近いのかなという感じでした。
クラウンが2色になっているのがMシリーズの特徴ですが、M3・M4からと同様グレーと黒の2色になっております。
まったく構えにくいとか方向を合わせにくいということはないのですが、個人的には初期の白と黒のほうが色の違いがはっきりしていて好みです。
ただグレーと黒の組み合わせのほうが良い結果が出る、ということをいろいろな研究で導き出しているのかもしれません。
構えた感じは、前述の通りスッキリとした見た目で、方向性が出しやすくかつ球をコントロールできるイメージが出てくるので、契約外のプロが多く選択するのも納得の顔です。
反面、少し難しいのかな? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
試打した感想は?
打って最初に感じたことは、初速が出ている、ということでした。
事実、飛距離はマイクラブと比較して約15ヤード程度伸びており、一発良い当たりだなと思った距離も270ヤードを超えていたので、さすがに機械を疑いましたが飛距離性能の高さを感じました。
また「これがツイストフェースの特長?」と感じられたのが、曲がり幅が減ったこともありますが、それよりも芯から外してしまった時の飛距離ロスが明らかに少なかったです。
良かった当たりと悪かった当たりで20ヤードは変わらないのではないでしょうか?
マイクラブですと良い時と悪い時とでこの倍くらい変わってしまいますので、ツイストフェースの本領はここにあるのかなと思われます。
この機能は、芯に当たることが少ないアマチュアゴルファーにはとってもありがたい機能です。
総評
まとめますとこんな具合です。
見た目:★★★★☆
ちょっと難しそうですが、私は好きです。
飛距離:★★★★☆
平均飛距離がアップしましたので。
許容性:★★★☆☆
見た目ほどの難しさはないですが、敷居が低いわけではなかったです。
操作性:★★★☆☆
直進性は高いのですが曲げることもできます。
球の上がりやすさ:★★☆☆☆
ヘッドスピードは42メートル/秒以上は少なくともほしいですね。
さすが「ウッドのテーラーメイド」と以前言われていただけあって、相変わらず良いドライバーを作ってくれました。
一発の飛びを求めることはラウンドを楽しくするためにとても大事ですが、スコアを求めるためには自分が計算した通りの飛びが必要となります。
その点でM5ドライバーは距離のバラつきが減るので、マネジメントしやすいドライバーとなっております。
今回は純正シャフトでしたが、いろいろなカスタムシャフトで試すとさらに伸びることを期待させてくれる、ポテンシャルの高いクラブです。
今度はM6も試してみます。