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ロマン派ゴルフ作家の篠原

新・貧打爆裂レポート『RS RED フェアウェイウッド』

今回の貧打爆裂レポートは、2019年4月12日にプロギアが発売した『RS RED フェアウェイウッド』です。

いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。ドローで飛ばす『RS シリーズ』のフェアウェイウッドの実力は? 動画も含めてレポートします。

本格的なチューニングで満足させる『RS RED フェアウェイウッド』!

『RS RED フェアウェイウッド』は、プロギアが2019年4月12日に発売したフェアウェイウッドです。

ドローで飛ばすコンセプトの『RS RED フェアウェイウッド』は、パッと見た感じだと、ドローというより、ボールが楽に上がりそうだな、と感じさせます。

『RS RED フェアウェイウッド』はヘッドがシャローバックになっています。

大きめのシェイプなので、より楽にボールが上がるように感じるのです。それでいて、極端にフックさせるようなクセのある部分は見えません。

何も考えずに、スッと狙いに向かってアドレスが取れそうで、気持ちが良いです。こういう部分が、プロギアの真骨頂なのです。

もう一つ期待をさせるのは、ソールとフェースがL字状になったカップフェース構造です。

プロギアのフェアウェイウッドは、見た目で不安を感じさせない調整力と、カップフェース構造の機能を飛距離につなげる巧みさがお見事なのです。

ちなみに、ヘッドも、フェースもチタン素材でできています。

総重量が軽いのですが、長さは少し長めの43.25インチです。素振りをすると長さは短く感じるほど楽に振れます。

試打した『RS RED フェアウェイウッド』は3番ウッドでロフトは15度。シャフトは『RS RED』専用の「Speeder EVOLUTION for PRGR」のSフレックスでした。

絶対に右には行かせないドロー専用のフェアウェイウッド

動画を見てください。

『RS RED フェアウェイウッド』は、スープンとしては例外的にボールが上がります。3番ウッドではなく、5番や7番ウッドのような浮力があります。

過去にもそういうフェアウェイウッドはありましたが、球が上がる分、飛距離を犠牲にするものばかりでした。

『RS RED フェアウェイウッド』は、ナチュラルに打つと、15ヤードぐらいドローしてボールは飛んでいきます。

高さが出ても、このドローの加減が飛ぶ弾道のスペックを生み出しているようです。

ヘッドスピード40メートル/秒の僕が、ティーアップしている状態なら220ヤード。

芝生の上から打った平均で210ヤード打てました。これはかなり飛ぶスプーンだといえます。

打音は、美しい高音です。音量は少し大きめで、響きも少し感じます。打音がしっかりしているのが好きなゴルファーには、たまらない快感だと思います。

初速感が強めで、強弾道です。

打ち応えは、打音とのマッチもあって、カチッとした感じがしますが、硬さや重さを強くは感じません。適度な弾き感があり、芯に当たると爽快です。

ドライバーと違って、芝の上にあるボールを打ってドローさせるときには、右に打ち出すのには限界があります。

『RS RED フェアウェイウッド』も、そういう意味で特別ではありませんので、構えた方向にボールは飛び出して、そこからドローします。

ドロー専用のフェアウェイウッドという感じで、オートマチックです。

ドローボールを上手くコントロールできるゴルファーに『RS RED フェアウェイウッド』はオススメです。

右にプッシュしてしまうクセがあるゴルファーにもオススメします。ミスは最小限で済むようになります。

『RS RED フェアウェイウッド』は、自然にドローが打てるクラブですが、いろいろと細かいこだわりに溢れていて、通なゴルファーも満足させるはずです。

ドローで飛ばしたいゴルファーに打ってもらいたいフェアウェイウッドです。