新・貧打爆裂レポート『G410 SFT ドライバー』

今回の貧打爆裂レポートは、2019年3月21日に発売された『G410 PLUS SFT ドライバー』です。

いつものようにコースに持ち込んで打ち込んできました。

G400よりさらにやさしく飛ばせるドライバー誕生という真実を動画も含めてレポートします。

ピンゴルフらしさでやさしく飛ばすG410 SFT ドライバー

『G400』シリーズで最もやさしいとされた『G400 MAX』でも、「難し過ぎる」と選択しなかったゴルファーがいます。

そういうゴルファーにも使えるようにしたのが『G410 SFT ドライバー』だということです。

ソールを見ると、重心ウェイトも後方のネック寄りについています。ヘッドがターンしやすいイメージです。

でも、構えた感じではかぶったりする違和感がありません。

フェースの高さはありますが、その分、クラウンのピークはややフェース寄りで、ヘッドの後方にかけてスーッと低くなっています。

絶対に右には行かせない！　または、ドローが出てしまうドライバーというイメージと機能を打つ前から感じさせます。

個人的には、『G410 SFT ドライバー』を見たときに、「なるほどね」と思いました。

前モデルの『G400 シリーズ ドライバー』はピンゴルフらしくないと嘆いていたピンゴルフのファンのために、『G410 シリーズ ドライバー』はピンゴルフのクラブらしさを出していると思ったからです。

ピンゴルフは長年、二つのコンセプトで別々のクラブを市場に出してきました。

一つは機能を優先し、革新的にゴルファーを助けるクラブ。一つはゴルファーの感性を重要視し、最先端の機能を融合させてゴルファーを助けるクラブ。

前者はピンゴルフらしいと呼ばれる独特な個性があり、それをピンゴルフらしいと受け入れるファンは多かったのです。

『G410 SFT ドライバー』は、いろいろな意味で『G400』に満足できなかったゴルファーのためのクラブなのかもしれません。

左にしか飛ばない個性を使いこなして飛ばせ

動画を見てください。

試打した『G410 SFT ドライバー』は、ロフト10.5度、シャフトは“ALTA J CB RED”です。

高弾道のドローで、飛距離は225ヤード。僕のヘッドスピード40メートル／秒を考慮すればトップレベルに飛びました。

打音はピンらしく、高音で、残響も少しあり、やや大きめです。打音は好みですけど、僕は非常に好感を持ちました。

近年の柔らかいボールが増えているトレンドには、抑えめで大人しい音より、強いボールが出そうな打音が合っていると思うからです。

ラウンド通して打つたびに「参ったな」と声が出ました。

普通のクラブならストレートなボールを打っているイメージと手応えなのに、高弾道の強目のドローボールしか出ません。

けっこう無理をして変な打ち方をしても、同じ弾道になろうとするのです。打っても打っても幅のあるドローで、平均飛距離は220ヤードぐらいでした。

ドローなのにスピン量が適切より少し多いようで、飛距離に直結はしませんでした。僕には弾道が合わないということのようです。

スライスに悩んでいるゴルファーは、魔法のようにストレートボールを打てる可能性があるドライバーです。

挑戦してみることをオススメします。

また、ピンゴルフファンで、良い意味でピンらしいクセを使いこなすことに慣れているゴルファーにもオススメです。

やさしく飛ばすという概念をオートマチックに同じ弾道のボールをクラブに打たせてもらうことだと考えることができて、右にボールが飛んでトラブルになりがちなゴルファーには最適なドライバーが『G410 SFT ドライバー』です。