初心者
とみーぶらいあん
目上の人の凡ミスを目撃してしまった時のフォローを伝授!
会社の上司や先輩に連れ(拉致?)られてに半ば強制的にゴルフに従事(?)する方は少なくないのではないだろうか?
かく言う私も、例に漏れず、これでゴルフにハマった口である。
目上の方とゴルフをしている時に、「おや!? 今のってなんて声をかけてあげればいいのだろうか?」というミスに遭遇してしまうことは少なくない。
でも、先輩や上司のプライドを傷つけてしまわないようになどと気を遣っているうちに、何もフォローできずに無言でさらに空気が悪くなるというのは、あるあるではないだろうか?
そこで、よくありがちなミスに対するフォローについて事例を交えて紹介しよう。
ついでに最悪のフォローについても考察してみたが、こちらは毒にも薬にもならないことを承知の上読んでいただきたい。
「お先に」と言って打ったパットが入らなかった
恐らく正解は「ええー!? 珍しいですね!?」であろう。より驚いた顔をすればあなたの評価はうなぎ上りだ。
本人は腕前を誇示したいという意図があった可能性があるが、決してそこは邪推してはいけない。素直に、弘法も筆を誤ることがあるのだなと感情を込めてほしい。
最悪の例は「フフッ」とつい笑ってしまうことだ。
これをやってしまうと正直取り返しがつかないので、反省しさっさと忘れて関係修復を図るしかないであろう(ただ、心情はとてもよく理解できる)。
なお、類似例に、OKパットを打って入らなかった場合も該当する。
ティーショットの順番を間違えている
こちらの正解はスルー(だと思われる)。
この事例は組の中で圧倒的に上手い人に時々見受けられる事象なのだが、ずーっとオナーが続いてしまって、オナーがクセになってしまっているので致し方がないことだったりもする。
しかも特に罰則もない(マッチプレーの場合は打ち直しを要求することもできる)。
ただし、なぜかとても恥ずかしい気持ちになるのである。
これは恐らく「自分が一番上手いと思っているな? 当然のようにオナーとして打とうとしているのか? 嫌味なやつだな」と“思われているのではないか”という気持ちが、恥ずかしさを生んでいるのだろう。
最悪の例は打ち終わった後に「オナーの順番間違えてましたよ」といった発言であろう。
サラッと言えば言うほど、相手へのダメージが増すことを保証したい。
アプローチショットを二度打ちしてしまう
こちらの答えは「え、すごい!? アクロバットですね」であろう。ただしこれは正解というよりも最適解である。
多少相手のプライドは傷つけてしまうのは致し方ない。
コツとしては、純粋に関心したという表情をしつつ、ミスした瞬間に間髪入れずに「え、すごい!? アクロバットですね」と言ってしまうことだ。
間を空けてしまうと、嫌味なやつととらえられてしまうので、細心の注意が必要である。
この事例の最悪の例は、相手の良心に任せて「たのむ白状してくれ」と念じつつ、スルーしてしまうことだ。
過小申告はルールとして明確に問題がある行為なので、勇気を持って断固たる対応をしなくてはならないのだ。
※2019年のルール改正により、2度打ちは無罰になりました。
ティーショットの飛距離がマイナスヤード
バックティーから超低空飛行で打ち出されてしまい、レギュラーティーのマークにあたってダイナミックに跳ね返って来たとか、急激な打ち上げホールでうまくカート道にハマって転がり落ちてくる等で稀に起こる。
ある意味ミラクルだ。惜しみない賛辞を送りたくなるような瞬間でもある。
これは正直、笑うなと言うほうが無理がある。笑ってしまって問題ないだろう。
なお、自身もマイナス50ヤードを叩き出した経験がある。
これは本人も「ええい! 存分に笑ってくれ!!」と思っていることが多いので、気にしないでいいだろう。
最悪な例は、無理に笑いをこらえることであろう。
それはむしろ……つらいのだ。
まとめ
目上の方との付き合いも多いのがゴルフ特徴でもあり、単純なスポーツとは違い、ミスを突くとか相手を出し抜くといった行為は歓迎されないという点は特徴的でもある。
ただし、競い合ってるのにフォローしなきゃいけないとかもはや面倒だ! などと早合点しないことを心から願っている。
ぜひ、あなたなりのミスに対するフォローの型を身に着けてほしい。
ちょっとした気遣いで、ラウンドは楽しくもつらくもなるのだ。
また、頃合いを見て、「そういえばあの時の……」といった流れで笑い話にしてあげることで、ゴルフを通して絆を作ることだってできるのである。