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初心者

LITTLE RED BOOK

【126切り講座】2打目地点にクラブを何本持って行きますか?

先日ある名門コースを、キャディ付きでプレーする機会がありました。

私は普段から、キャディの有無にかかわらず、2打目地点には必ずクラブを3本持って行くようにしています。

ところがこの日、ある同伴者は手ぶらで2打目地点に向かおうとして、キャディさんからやんわりと、しかし厳しく注意されていました。

たとえキャディ付きプレーであっても、手ぶらで2打目地点に向かうのはあまり良いマナーとは言えません。

そこで今日はプレー迅速化の観点から、2打目地点に適切なクラブを持っていくためのコツについて考えてみました。

まず自分の球を識別する

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2打目地点に向かうと、そこには自分と同伴者の球が転がっています。

そこで、まずはどれが自分の球なのかを識別する必要があります。

そのためには以下の3つのポイントが重要です。

1.自分の飛距離をきちんと把握しておくこと。
2.自分の球の散らばり具合を把握しておくこと。
3.自分の球にはオリジナルのマークを描いておくこと。

これで、自分の球を比較的素早く識別できるようになります。

球からグリーンまでの残り距離を目測する

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次に、自分の球からグリーンまでの残り距離を計測しなければなりません。

これには、古典的な手法ですが、コース内のヤード杭を利用します。

一般的にヤード杭は、残り距離200ヤード、150ヤード、100ヤードの地点に差してあります。

そこでまず球に一番近いヤード杭を見つけます。

そしてヤード杭から球までの距離の差分を、目測でプラスマイナスするのです。

少し難しく感じるかもしれませんが、コツさえつかめば誰でもできるようになります。

レイアップするためのクラブを1本持っていく

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自分の球はわかった。

グリーンまでの残り距離も把握した。

ではクラブはどのように選べば良いのでしょう。

それには、まず残り距離に応じたクラブを2本選びます。

なぜ2本選ぶかというと、目測が不正確だったり、急に順風・逆風が吹き始める場合があるからです。

そして3本目のクラブは「レイアップするためのクラブ」を選びます。

(※レイアップ……グリーンまで届かないクラブで、次打を打ちやすいところを狙って打つこと)

バンカーまで絶対に届かない、池に絶対に落とさないためのクラブです。

2打目地点に行ってみると、思いのほかライが悪いことがあります。

そんな時は無理せずいったんレイアップして、3打目で勝負すべきです。

さまざまな状況を予測して、2打目地点に持って行くクラブを選びましょう。

次回のラウンドでぜひ実践してみてください。

皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。