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LITTLE RED BOOK
【ゴルフ小論文】ショットの方向性の精度に関する一考察
ゴルフのショットは、どんな名人でも、ある程度左右にバラツキます。
ゴルフにおいて、狙った方向に真っ直ぐ打つことは、そもそも困難なのです。
皆さんのショットは、狙った方向からどのくらい左右にズレますか?
今日は、ゴルフショットの方向性の精度についての少し考えてみましょう。
ドライバーの方向性の精度は14度以内でなければいけない
ドライバーショットでは「方向性の精度」を14度以内にする必要があります。
理由は簡単で、コース幅が概ね50ヤードだからです。
200ヤードのショットが50ヤード幅に収まるための要求精度は14度以内です(計算式:Tan θ=50/200、θ=14度)。
つまり、アマチュアはドライバーショットが左右に14度以上バラつくと、ほぼOBになります。
プロの要求精度は一層厳しくなります。
何故なら、300ヤードのショットが50ヤード幅に収まるための要求精度は、9度以内だからです(計算式:Tan θ=50/300、θ=9度)。
アイアンの精度は12度以内を目指そう
皆さんは、何番アイアンまでならグリーンに乗せる自信がありますか?
7番アイアンの距離であれば、できればグリーンに乗せたいですよね。
グリーンの直径はおおむね30ヤードです。
140ヤードのショットを30ヤード幅に収めるための要求精度は12度となります(計算式:Tan θ=30/140、θ=12度)。
アイアンを練習する時は、ショットの精度は12度以内を目指しましょう。
自分のショットの「精度」を知っておこう
あなたのショットの精度はどのくらいですか?
自分のドライバーショットの精度を良く知っている人は、狭いホールでは飛距離を抑えることで、合理的にOBを回避しています。
自分のアイアンショットの誤差を良く知っている人は、長い距離からむやみにグリーンを狙ったりしません。左右のバンカーに捕まり、大叩きする恐れがあるからです。
自分のショットの方向性の精度は、だいたい何度くらいなのか…。
それを知っているだけで、スコアは大幅に改善するのです。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。