初心者
アビ
ゴルフの調子が上がらない時、見直すべき4つのポイント
ゴルフをやっていると、どうしても調子が上がらなくなる時があります。
元々、ゴルフは右肩上がりではなく、階段のようなイメージで成長するものです。
なので、必ず停滞期(階段でいう踊り場)が訪れますが、現状維持ならまだしも、前よりも下手になっているような気がする時もあります。
そんな時、一度立ち止まって、見直すべきポイントをいくつかご紹介します。
アドレス(身体の向き)と、ボールの位置のチェック
基本的に、ミスショットの8割はこの2つによるものだと思っています。
練習場では長方形のマットに平行に構えれば、その先にある目標を狙うのは簡単です。
しかし、実際のラウンドだと、アドレスで目標になるものがないですし、自分が打ちたい方向と、身体が向いている方向が違っていることはよくあります。
実際は構えた通りのナイスショットなのに、自分が狙いたい方向じゃなかったがために、さらに調子が落ちてしまうということが起きています。
スロープレイには要注意ですが、他のプレーヤーが打っている時に、ちゃんと目標に向かって構えられているかしつこいくらいチェックしましょう。
ボールの位置も同様です。
わずか数センチのズレが、100ヤード先では大きなズレとなります。
特に身体がほぐれていない前半3ホールと、身体が疲れてくる後半はボールに近づき過ぎる傾向があります。
ここも常に同じ距離感で構えられるように、何かしらのルーティンが必要かもしれません。
グリップの交換
これは超オススメです。
感覚的に言うと、自転車のタイヤの空気を入れた後のように、劇的な変化があります。
多くのグリップはゴム製なので、当然のことながら時間の経過とともに劣化・摩耗します。
長く使っていると、全体的に滑り止めの効果も弱くなって、特にグッと力が掛かる左手の親指あたりは擦り切れてしまっていることもあります。
グリップが滑りやすくなると、滑らないようにするために腕や指に不要な力が入ってしまい、それが全身の滑らかな動きを妨げ、結果としてミスショットを連発してしまうというスパイラルに陥ってしまいます。
工賃も含めると、決して安くはありませんが、1年に1回はメンテナンスも兼ねて、ショップに行って、グリップ交換しちゃいましょう。
必ず、その効果が実感できるはずです。
クラブが合ってない?
なかなか100を切れないゴルファーの方から、「スコアが100を切れたら、新しいクラブ買います」という言葉をよく聞きます。
クラブを新しくするほどの実力じゃないという謙虚な心から来ているんでしょうけど、個人的な意見としては、「スコア100を切りたいなら、今すぐクラブを買ったほうがいい」と思っています。
私の話で恐縮ですが、当時の上司にアイアンセットを譲ってもらったのがきっかけでゴルフを始めました。
ずっとそのアイアンで練習をしていて、順調に成長していたのですが、明らかにスイングが安定し始めた頃から、全然真っすぐ飛ばなくなったのです。
人に見てもらった時に、「そのアイアン、お前に合ってないんじゃないの?」と言われました。
私は子供のころからずっと野球をやっていたため、ヘッドスピードが50メートル/秒以上あります。
上司からいただいたアイアンはカーボンシャフトの軽いモデルでした。
そのため、フルショットするとシャフトがしなり過ぎて、しなりが戻らない時は右へ、戻り過ぎると左へという結果だったのです。
すぐにショップへ行って計測し直した結果、上記のことが判明し、重い・硬いシャフトのアイアンセットを買って、再び上達できるようになったという苦い経験があります。
ゴルフクラブは、決して安い買い物ではありませんが、今は中古ショップも充実しているし、一度買えばメンテナンスして長く使えます。
「上手くなったらクラブを替える」ではなく、「上手くなりたかったらクラブを替える」のほうが上達には近道のような気がします。
スイングはいじらない!
ゴルフのスイングは、レッスンプロに少しアドバイスしてもらったからと言って、簡単には直りません。
人それぞれに骨格とか、筋肉の付き方、手足の長さ、関節の可動域など、様々な要因があり、長い年月をかけてクセが付いてしまっているため、簡単には直せません。
仮にスイングが多少個性的であったとしても、そのスイングでナイスショットを打つこともできる訳ですし、スイングが原因のミスってほとんどないと考えています。
どうしてもスイングを直したい時は、応急処置ではなく、根本的に変えたほうがいい場合のほうが多いので、3ヶ月とか半年とか長期的なスパンでやりましょう。