初心者
LITTLE RED BOOK
二打目のクラブの選び方
皆さんはグリーンまでの残りの距離だけで二打目のクラブを選んでいませんか?
二打目のクラブ選びは、上級者と初心者の観察力の差がはっきり出るところです。
この記事を読めば二打目での致命的なミスを減らし、三打目をやさしい場所から打てるようになります。
二打目地点で何を見ていますか
ドライバーがナイスショット、フェアウェイ中央の二打目地点まで来ました。
さて、ここであなたは何を見ていますか?
初心者は、グリーンまでの残り距離だけを見ています。
上級者は、まず球の置かれた状況(ライ)を観察します。
(1) 球と地面の間に空気の層が十分あるか(球が芝に沈んでいないか)
(2) 傾斜地であればフルショットできるかどうか
(3) フェアウェイの芝が逆目になっていないか
そしてグリーン周辺で一番打ってはいけない場所を確認して、安全第一で打っているのです。場合によってはグリーンまで届かないクラブで刻むこともあります。
二打目でスコアを崩す人の共通点
二打目でスコアを崩す人には共通点があります。
(1) グリーンまでの残り距離だけでクラブを選ぶ
(2) 芝が薄いことに気がつかない
(3) 傾斜に気がつかない
(4) 芝の逆目に気がつかない
フェアウェイにも様々なリスクが潜んでいます。
初心者はそのリスクに気がつかず、残り距離だけで選んだクラブを振り回しています。
だから二打目で致命的なミスを犯し、三打目をむずかしい場所から打たざるを得ないことになるのです。
三打目をやさしい場所から打とう
実は上級者がもう一つ慎重に観察しているものがあります。
それは「その日の自分のリズム」です。
リズムのいい日はちょっと冒険してロングアイアンを握ることもあります。
しかし今日はリズムが悪く、ショットやアプローチも細かいミスが多い。
そんな日に、上級者は決して無理をしません。
その日は3番ウッドを封印したり、グリーン周りではサンドウェッジではなくピッチングで転がしたり。自分のリズムと調子の良し悪しに応じてクラブを選んでいるのです。
二打目の役割は三打目につなげることです。
三打目をやさしく打てる場所に球を運びましょう。
このような考え方が自然にできるようになれば、二打目の失敗は劇的に減り、スコアも大きく改善するはずです。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。