初心者
LITTLE RED BOOK
パットは誰でも上達する
パット数は常にスコアの40パーセントを占めます。
ところがほとんどの人はパットに関して普段何の練習もしていません。
逆に言うとパットはスコアを縮めるための材料の宝庫なのです。
この記事では3か月で周りが驚くほどパットを上達させるための方法についてお話しします。
パットの役割分担を考える
ゴルフでは2回のパットでカップインさせるのが標準です。
パットの練習をする際には、ファーストパットとセカンドパットの役割分担を考えて練習すると上達が早くなります。
ファーストパットの役割は1メートル以内の距離に寄せることです。
この練習はコースのグリーンでしか出来ませんので、朝早くコースに行ってできるだけ練習しましょう。
セカンドパットの役割は確実にカップインさせることです。
50センチから始めて次第に距離を伸ばしていきます。
この練習は自宅でも出来ます。
両足の間で打つと球は5歩転がる
パットの距離感を出すためには様々な方法がありますが、初心者にとってはパターヘッドの振り幅で距離感を出す方法が一番簡単です。
両足を肩幅に広げてその間でパターヘッドを振ると、球はその人の歩幅で5歩の距離を転がります。
実際にはこの距離は、パターを振る速度、グリーンの状態などによって変化します。
大切なことは、パターの振り方と球の転がる距離の関係を安定させることです。
自分なりの距離の基準を作りましょう。
上り傾斜は仮想カップを先に置く
初心者は、上り傾斜のパットで大きくショートしがちです。
上り傾斜のパットでは、カップの先に仮想カップを想定して打ちましょう。
上り傾斜で球からカップまで10センチの高低差がある場合、その10倍=1メートル分余計に転がすだけのエネルギーが必要になります。
つまりカップの1メートル先に仮想カップを想定して打つと、ちょうど良い距離感になるはずです。
下り傾斜のパットでも、同じ考えに基づき、カップの手前に仮想カップを想定して打ちましょう。
パットでスコアを縮める
以上の三つの原則に沿って練習すれば、3か月で周りが驚くほどパットが上達します。
パットが上達するとそのホールのスコアが良くなるだけでなく、次のティーショットも良くなります。
パットの良し悪しはスコア全体に影響するのです。
だからこそ上級者はパットの練習に力を入れているのですね。
100切りを目指す皆さんも是非パットの練習に取り組んでみてください。スコアも自然に良くなっていくはずです。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。