初心者
もーりー
もう取りこぼさない! 距離の短いショートホールには罠がいっぱい!?
みなさんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのモーリーです。
今回は距離の短いショートホール(パー3)のマネジメントです。
120~130ヤードのショートホール。
初心者やアベレージゴルファーの皆さんでもパーを狙っていきやすいチャンスホールですよね。
しかし距離が短いから簡単だと思っていると痛い目を見ますよ!
距離が短いが故に罠がいっぱい潜んでいるわけで……。
“距離が短い=簡単”とは言えないんです
ピンまで120~130ヤードくらいの距離の短いショートホール。
そう聞くと、パーを取りやすい簡単なホールととらえてしまいがちですよね。
しかし本当にそうでしょうか。
私の経験上、距離が短いショートホールって、思わぬ落とし穴がいっぱいあって、逆に難しかったりするものなんですよね。
距離の短いパー3の場合、以下の3つの危険要素がある場合が多いです。
・結構急な打ち下ろしになっている(距離感がつかみにくい)
・左右もしくはグリーン奥のOBゾーンが浅い
・グリーンサイドや手前側に難しいバンカーがある
この3つのうち、最低2つの危険が用意されている場合がほとんど、場合によっては3つとも当てはまるというホールも結構あります。
さらにこれらを意識し過ぎる緊張、そしてチャンスをものにしなければ(ワンオンして当たり前)という力みが重なることで、ミスショットをしてしまう確率が高くなります。
そうするとティーショットをOBさせる、難しいバンカーにつかまってしまうといったことになってしまい、結果として目も当てられないほどの大叩きに終わってしまうことも珍しくはないのです。
ピンを狙わずにグリーンセンターを狙う!
それでは距離の短いショートホールでは、どのようなマネジメントを心がけたらよいのでしょうか。
より具体的な例で見ていきましょう。
画像を今一度ご覧ください。
グリーン奥に切ってあるピンまでの距離は120ヤード。
グリーン手前にはバンカーが3つも連なり、グリーン奥も両サイドもOBゾーンが浅いという、なんともいやらしいシチュエーションです。
さらにアゲインストの風が吹いており、打ち下ろしの計算を含めて距離感がつかみにくいときています。
このようなショートホールでまず気を付けなければいけないのがトップのミスです。
アベレージゴルファーはバンカーが苦手な人が多い、ピンは奥に切ってある、120ヤードくらいなら十分に狙っていける、という条件が揃っているので、ついついピンを直接狙っていきがちなのですが、そうすると力みなどからトップのミスを引き起こしてしまうことが非常に多いです。
このホールの場合はピンが奥にあるわけで、トップをさせてしまうと、ボールは即OBゾーンまで転がり落ちてしまうでしょう。
ということでこの場合はピンを直接狙いたいという欲を捨てて、グリーンセンター、もしくはセンターやや手前にキャリーさせるのが正解だと思います。
打ち下ろしや風を計算に入れずに直線距離で110ヤードといったところですので、男性ならウェッジやショートアイアンで打つことになるでしょう。
ランはそんなに出ないはずですので、ピンには寄っていかないかもしれませんが、リスクを回避する、そして確実にパーやボギーで上がれることを優先しましょう。
あとは手前のバンカーが気になるかもしれませんが、グリーンセンターを狙っていくなら、20ヤード以上ショートさせない限りはバンカーに入ることはありませんから、気にする必要はまったくないと言ってもいいと思います。
実際にグリーンセンターを狙ってみました
実はこのショートホールは、先日のラウンドで私が実際にプレーしたホールです。
その時の結果はどうだったかと言いますと……。
まず直接ピンは狙わずにグリーンセンターをターゲットにするのはマストです。
さらに打ち下ろしの分の距離の計算については、アゲインストの風と相殺できると踏んで、直線距離通りの110ヤードをキャリーさせることにしました。
そこでフルショットでちょうどキャリー110ヤードが出せるロフト角49度のアプローチウェッジを選択しました。
あとはトップのミスをしないように、ボールを真上に飛ばすつもりで脱力スイング~♪
ボールが高く上がった分、思ったよりアゲインストの風に戻りましたが、ボールはグリーンセンターからやや手前に着弾してくれました。
予想通りランはほとんど出なかったので、ピンまで11メートルほどのパットが残ってしまいましたが、これをなんとか2パットでしのいでパーでホールアウトすることができました。
同伴の残り3名のうち2人がトップのミスでOB、もう1人がものすごいダフリでバンカーの餌食に遭ったことを考えれば、すごく上出来な結果だったと思います。
いかがだったでしょうか。
我々アマチュアは距離が短いというだけで『簡単だ』『チャンスだ』と色めき立ってしまいがちですが、コース設計者はそれを見透かしたように様々な罠(ハザード)をしかけているのです。
そんな“距離が短い”という誘惑に惑わされることなく、まずはリスクを見極めて大きなミスが出ないようにしましょうね。
リスクを回避した先にこそ本当のチャンスが待ってくれているはずですよ♪
といったところで今回はこのへんで。
それでは、また!