初心者
アマゴルファーさる
ベストスコア99と平均スコア99.9の間にある深い谷の話
100切りを目指している皆さんは、100を切ったらその先にどんな景色が見えると想像されているでしょう?
苦労して100を切ったからにはもう100は叩きたくないと思うでしょうし、年間の平均スコアで90台を維持したいとも思いますよね。
でもそれってそんなに簡単なことじゃないんです。
目次
100を切る前と後、ゴルフはどう変わった?
ホームコースのメンバーになって1年目の2010年、私は他のゴルフ場には一度も行かず、ホームだけで1月から12月までに50回のラウンドをこなしました。
初めて100を切ったのは4月10日、その年の11ラウンド目のことでした。
前半47、後半48でトータル95の100切り達成。
100切り前と後でこの年の私のスコアはどう変わったと思いますか?
データを紐解いてみます。
100切りした年の平均スコアは100オーバーだった
2010年の1ラウンド目から10ラウンド目までの平均スコアは107.0、ワーストスコアは111でした。
対して100切りした11ラウンド目から50ラウンド目までの平均スコアは99.4、ベストスコアは88、ワーストスコアは118。
確かにラウンドを重ねるにつれてベストスコアは縮まり、平均スコアも良くなっていますが、40ラウンド中100以上叩いた回数は19回。
そしてワーストスコアは100切り前よりも悪い118です。
100切り前の10ラウンドが冬場の1月~3月だったことを考えると、100切り以降は季節が良くなってスコアも良くなったという面がありますので、ゴルフ自体が劇的に変わったとは言えないようです。
その証拠にこの年の11月下旬以降の6ラウンドは連続100オーバーで平均スコア105.5。
すっかり100切り前のスコアに戻ってしまっていました。
結果、この年の年間平均スコアは100.9。なんとも残念だったのを記憶しています。
年間平均99.9のゴルフはベストスコア80台のレベル
そしてもう1つ注目すべき点は、私が18ラウンド目の5月9日に88というベストスコアを出していたことです。
この年の80台スコアはこれ一度でしたが、曲がりなりにもベストが90を切ったにもかかわらず、平均スコアは100を切れていない訳ですから、ゴルフで安定したスコアを出すことがいかに難しいことであるかがよくわかります。
年間でスコアが最もよくなる時期は9~10月?
直近5回のラウンドの平均スコア(以下、Ave.5)の記録も取っているのですが、この推移をみると、どの時期に自分の調子が上がって、どの時期に落ちるのかがよくわかります。
上のグラフは私の2010年の実際のスコアの推移です。
赤がグロススコア、青がAve.5ですが、年初と年末の冬場に調子を落とし、夏場から秋にかけて調子が上がるのが見て取れます。
この傾向は2011年以降のデータでも概ね共通しているようです。
結論:年間平均スコアとベストスコアの間には深い谷がある
以上、おわかりの通り、年間平均スコアとベストスコアの間には越え難い深い谷が存在します。
メンバー2年目の2011年は年間30ラウンドでベストスコアは87、ベストハーフは40まで縮まりましたが、年間平均スコアは95.9に留まりました。
そして9年目の2018年、とうとうベストスコアは79、ベストハーフは38をマークしましたが、年間平均スコアは12月上旬のアウェイコースでの100叩きが響いて90.0となり、初の年間90切りを逃しました。
さて10年目の今年、令和元年はこの記事を書いている10月27日現在、ベストスコア77、ベストハーフ35で、年間平均は89.7です。
初の年間平均90切りなるか! 結果は年明けにご報告します。