初心者
おっ3
なぜあなたは飛ばすことができないのか?~後編~
前編では、主な飛ばない理由として、
《飛ばない理由その1》ヘッドスピードが遅い
《飛ばない理由その2》ミート率が低い
《飛ばない理由その3》道具が合っていない
上記3点を上げ、『ヘッドスピードが遅い』その理由と克服のアイディアをまとめました。
今回は、『ミート率が低い』『道具が合っていない』の2点について掘り下げてみます。
当てにいくから当たらない!?
『ミート率が低い理由』って、とても多いと思います。
『おっ3』的分析で2つにわけると、
1.ボールに当てにいくから当たらない。当たっても当たり負けする。
2.力任せに振るから当たらない。
どちらもミート率が上がりませんよね。
当然、1も2も飛距離は出ませんし、どこに飛んで行くのかもわかりません。
では、ナゼこんなことが起きるのでしょうか?
1の場合は、こんな原因が想定されます。
・グリップやアドレスがまったくわからない。
・身体の使い方がわからない、あるいいは間違っている。
・空振りが怖い。
2には、こんな原因があると思います。
・力任せに振らないと振った気がしない(体力自慢の男性には多いと思います)。
・当たらないイライラをぶつけている。
・そもそもしっかりミートするよりも振り回したい。
こうした症状には、どんな対処法があるのでしょうか?
ミート率を上げるために!~その1~
前段の『理由』として挙げたポイントを克服すると、ミート率は上がって来ると思います。
その方法について考えてみましょう。
まずは、こちら!
1.ボールに当てにいくから当たらない。当たっても当たり負けする。
【克服法】
・動く前に確認できる部分をしっかりと作り上げる。具体的には、グリップとアドレス、体重を感じる身体の部位、等々。
・ボールを打たない練習でフォームを固める(素振りはとても有効です)。
・練習場では、「ミスショットは出るもの!」と覚悟し、ボールの行方を追わない。
これらの克服法には、即効性はありませんが、『ジワリ』と効いて来るはずです。
ミート率を上げるために!~その2~
そして、体力自慢の方に多いこちらのケースの克服法の提案です。
2.力任せに振るから当たらない。
【克服法】
・練習場でボールを高目にティーアップし、スイングの大きさはフルショットに設定しながらも、ゆっくりとしたスピードでスイングし、飛ばさない練習をする。
※『おっ3』は58度のウェッジで、通常は100ヤード打ちますが、この練習の時は、50ヤードに設定します。足と体幹で打つ意識を持たないと上手く振れません。
・使用クラブはドライバー。ただし、狙うのは100~150ヤードのターゲット。狙った場所にキャリーする練習を繰り返す。
この練習は力を入れたら狙えません。
また、飛ばさなくて良いので、自然と力が抜けるメリットがあります。
どちらの練習も、ボールの芯とクラブの芯がバッチリとコンタクトすれば、思いの外飛距離が出ることを実感できると思います。
道具の何が合わないのか?
『おっ3』が敬愛するチェ・ホソンを除いて、この写真のようなフィニッシュになったら、スイングのバランスが悪いか、クラブとの相性が悪いかを検討してみるほうが良いと思います。
この章では、クラブとの相性について掘り下げます。
一言で『クラブとの相性』と言っても、合わないポイントはいくつか挙げられます。
【ヘッド】
1.重さ
2.フェースの向き
3.体積
4.ロフト角
5.色
6.ネックの長さ
7.ネックの角度
【シャフト】
1.長さ
2.硬さ
3.キックポイント
4.トルク
5.色
【グリップ】
1.太さ
2.手触り
3.硬さ
【ボール】
1.打感
2.スピン量
3.色
【ウェッジ】
1.ネック形状
2.バウンス角
3.ヘッド形状
【パター】
1.ヘッド形状
2.シャフトの長さ
3.ヘッド素材
4.ヘッドの重さ
5.バランス
『おっ3』が考えるだけで、こんなにポイントがあるんですね。
『合わない』と判断する基準は?
『おっ3』は、今まで道具選びで数多くの失敗をして来ました。
『憧れのプロが使っているから』
『人気のブランドだから』
『かっこいいから』
こんな理由で選んだクラブは、まず相性は良くありませんでした(笑)。
失敗を繰り返す中で、『おっ3』は学びました!
それは、『自分に道具を合わせるのであって、道具に自分を合わせない!』ということです。
同じスイングのつもりでも、自分に合ったクラブは及第点のショットが多く、合っていなければ、及第点のショットが半分にも満たないと思います。
『おっ3』の基準は、及第点のショットが半分に満たない場合は、『合わない』と判断しています。
フィッティングのススメ!
道具が合わないことで飛距離をロスしているのならば、道具を変えましょう!
道具を選ぶ際には、ネット購入よりも専門店でしっかりとフィッティングすることをおススメします。
フィッティングの際には、計測値だけにとらわれず、ご自身の感覚との一致を確認してください。
数値が良くても、しっくりと来ることがなければ、安定度に欠ける可能性があります。
感覚値と数値が一致するかどうかを確認するためにも、フィッティングは非常に有効です。
読者の皆さんで、飛距離不足に悩んでいる方にとって少しでも参考になれば幸いです。