初心者
ぽーりー
コースで教えるその⑥初心者ゴルファーとのラウンドにて
初心者ゴルファーの友人を次に待っていたのは、左足上がり&つま先下がりの複合ライと林からの脱出です。
ティーショットが曲がり始め、いろいろな状況からの対応を迫られることとなりました。
なんと勉強熱心なゴルファーでしょう。まるで自分からいろいろな状況の経験を積もうとしているようです。
しかしこれがコースに行くことの醍醐味でもあります。真っ平らな練習場では経験できないことです。
どちらも嫌なケースで、ここでアドバイスしたことが皆様にも役立てれば幸いです。
【ケース⑪】左足下がり&つま先下がり
複合傾斜は誰でも嫌なものですよね。
比較的平らなライでもなかなかボールをとらえられない初心者の方にとっては尚更です。
ティーショットを左に曲げた友人は傾斜地での心得をまったく知らなかったので、左足下がり&つま先下がりでのアドバイスとして、
①つま先を開き気味にし前傾ではなく膝を曲げて高さを調節する
②左足側に重心を置き、打ったら前方に歩き出すくらいにしておく
③絶対にフルスイングせず、フェアウェイに出すくらいのつもりで打つ
④右にボールが出やすいから狙いより10ヤードくらい左を向く
の4点を伝えました。
この日はラフも元気で手こずっておりましたが、3回目くらいできちんと当たりました。
傾斜地で無理をするときちんと当たらずまた同じライから打つことになってしまったり、右に行きやすいのが逆に引っ掛けて左に行きOBとなってしまうこともしばしばです。
傾斜地では1回で打ちやすいところに運ぶだけにし、その後の1打に賭けるくらいで良いと思います。
【ケース⑫】林から脱出
次のホールで友人を待ち受けていたのは林です。自分で入れたんですけどね。
林も傾斜地と同じで、1番大切なのは無理せずフェアウェイに出せる隙間を探し、そこに打つことに集中することです。
林からグリーンを狙っても許されるのはタイガー・ウッズとフィル・ミケルソンくらいです。
打ち方のコツとしては、ランニングアプローチのようにボールをスタンスの右側に置いて打つことです。
番手は状況にもよりますが、1番練習する7番が良いと思います。
友人も1発で出すことができましたが、打ち過ぎて林と逆側の池に入りそうになりました。
おわりに
その後もいろいろなケースが友人を待っておりますが、これまで挙げたケースが繰り返されるという感じでした。
なぜかつま先上がりが今回はなかったですね。
ラウンド後、友人はかなり疲れていましたが、「やっぱりコースに行かないと分からないことが多いな!」と満足気でした。
生意気なことを言っていますが、打ちっ放しでは経験できないことだらけですので、言う通りではあります。
まだこの友人には打ちっ放しでの練習もかなり必要ですけどね。
嫌にならず今後もゴルフを続けていくそうなので、それだけでも良かったなというのが私の感想です。
ちなみに、私のスコアはいつもとあまり変わりませんでした。
教えることに集中して自分のショットはあまり考えずに打ってましたが、逆にそれが良かったのかな? と思ってます。
教えながらラウンドするのは大変ですが、自分のショットを振り返る良い機会ですので、そのような機会がある方は積極的に引き受けると良いですよ!