Gride

bs_banner
gettyimages/966859000
getty

初心者

つじかずや

教えることは教わること。その教え方で大丈夫ですか?

ご機嫌いかがでしょうか。ティーチングプロドラマーのつじです。

練習場でよく見かける仲間同士で教え合う光景。ゴルフプレイはアマチュアですが、ティーチングプロドラマーとしてちょっと気になることが。

レッスンは人生を変えることもある!

getty

私は独学でドラムを始めましたが、後に今の師匠に教えを受けるようになりました。師匠のレッスンを受けてドラムが変わり、その結果自分の人生まで変わりました。

レッスンを受けることで自分の技術が向上すると周りの評価も変わり、交流の幅が広がることもあります。

私はこの経験があって、ティーチングプロドラマーになりました。レッスンを受けたことで、それまでの人生では考えられなかった世界へと進みました。

教える側は根気も必要!

getty

教えるということは、教わる側の人の人生を変えることでもあります。

私が利用している練習場でも仲間同士で教え合っている光景を目にします。

当人達の関係性は分からないのですが、上級者と思われる方が「だからー! なんでそう振るんだよ! 違うって言ってるだろ!」。

怒声が響き、教わる側はどんどんと萎縮したスイングになります。

上級者が望むスイングが必ずしも正解とは限りません。

たまたま上級者の方が上手くいったスイングが万人に当てはまる訳ではないと思います。

ドラムもそうですが、確かにセオリーはありますし、長い年月を掛けてドラマー界でも認知している奏法はあります。

それがどうして必要なのかを説明する際には、教わる側のクセやスキルを見抜いて、単純な動作からレッスンをします。

ゴルフで言えば具体的なドリルを提示してみてください。

その時になぜそれをする必要があるのかも、伝えてみてください。そして、しばらくは何も言わずに我慢です。

結局プレイするのは教わっているほうなので、その方が何かをつかむまでは極力見守りましょう。

まずは単純で小さな動き。

このパズルの様なピースをいくつも組み合わせることが必要なのです。なので、教える側も根気が必要です。

怒声は周りの関係のない方にも迷惑になる可能性も。

イライラする気持ちは分からなくもないですが、教えられる側が上手くできないということは、自分の教えるスキルが低いということでもあります。

自分を見つめ直してほしいです。

教えることは、教わること。

getty

教えるという行為は、考えれば考えるほどに難しいです。どうして自分はできるのに、教えているこの人はできないのだろう。

その時に自分の考えだけを伝えるのではなく、教わる側の人との対話もしてほしいです。

初心者の人ならイメージをなかなか言葉にできないかもしれませんが、根気よく話を聞きましょう。

そして、複数のアドバイスをするのではなく、1つだけにしましょう。それから、しばらく見守る。

この時に、自分と照らし合わせて見てください。きっと自分にも何か発見があると思います。

教えることは、教わることでもあると考えています。