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【働き方改革】ゴルフ場の深刻な人手不足。打開策は?

地方の企業は深刻な人手不足に悩まされています。

特にゴルフ場は人材確保に悩んでいる業種の1つです。

他の企業と比べてもなぜゴルフ場の人手不足が深刻なのでしょうか?

ゴルフ場の労働環境と人手不足の原因について解説します。

不定休&労働時間が長い

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ゴルフ場が就職先として人気がない理由としては、不定休かつ労働時間が長い、そして労働時間に見合った賃金が得られないことが挙げられます。

ゴルフ場は日によって来場人数が変動します。

雨予報でキャンセルが相次ぐと、人手が余るので急に休みを取らされるなんていうこともざらにあります。

またご存知のとおり、ゴルフ場の従業員はゴルファーを出迎えるためにさらに早く出社する必要があります。4時台や5時台に出社ということもよくあるので必然と勤務時間が長くなりますね。

賃金が安い

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賃金の問題は、純粋にゴルフ場業界自体の景気がよくないため安く設定されています。

またゴルフ場自体の勤務がお客さんのプレー進行に合わせた形になるので、サービス業特有の就業時間が不明確なことがほとんどです。

その点、地方に点在する自動車メーカーの工場で勤務した場合は、時間管理がしっかりとしているので働いた分だけ時間給をもらうことができます。

そのため地方ではしっかり残業代がもらえるメーカーの工場が人気の職種で、それらに入れなかった人材がゴルフ場へ流れつくという実態になっています。

企業体質が古い

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ゴルフ場が職場として人気がない理由としては、企業体質が古いということも挙げられます。

基本的には年功序列で下積み期間が長いのが特徴です。

現在のゴルフ場で支配人や管理職クラスの役職についている人は、過去バブル期のゴルフ場が景気がいい時期に下積みをしてきた方々が多いため、ゴルフ場はこうあるべきという固定概念が強くなかなか改革することができません。

働き方改革などが叫ばれる中、働き方の多様性を求める労働者側とのニーズのずれが生じ、人気のない職場となっています。

ゴルフ業界が元気を取り戻すに当たって、現場のゴルフ場に元気がない状態は打開しなければならないですね。