すべてのクラブの振り心地を統一する!?クラブMOIマッチングとは?
すべてのクラブの振り心地を統一する!?クラブMOIマッチングとは?
ゴルフクラブ

すべてのクラブの振り心地を統一する!?クラブMOIマッチングとは?

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スイングバランスがD0やD2などで合わせてあるクラブ、同じスイングバランスだったとしても実は振り心地が同じではないことに気づいていましたか?

スイングバランスはあくまで目安。

スイングバランスはあくまで目安。

スイングバランス(スイングウェイト)は多くの方がご存知だとおMOIます。

「俺はハードヒッターだからD2じゃなきゃ!!」とか、「42インチでバランスC9なんてありえない」とか今でも聞きますし。

でも、ちょっと待ってくださいね。

バランス計をよく見ていただけると分かるのですが、グリップエンドから14インチのところを支点にして測っているのです。

つ・ま・り・・・。

14インチの支点にに500グラムのオモリを付けても、1キロのオモリを付けても、バランス計の数値はまったく動きません。

どのバランス計でもグリップエンドから14インチを支点とするのは同じですから、14インチの部分に1キロのオモリを付けたクラブをどのメーカーのバランス計で測っても同じことです。

スイングバランスに変わる新しい基準は?

スイングバランスに変わる新しい基準は?

スイングバランスの計測方法が確立されたのは1920年代ですから、かれこれ100年近く変わっていない計測方法と言うこととなります。

1920年代のゴルフクラブといえば、ヒッコリーシャフト全盛でまだスチールシャフトでさえ開発されていない時代です。

最新の進化したゴルフクラブであっても、そうした古い測定方法でしか測定されていないということに皆さん疑問を持っても良いのではないでしょうか?

14インチの部分に500グラムのオモリを付けてもスイングバランスは変わりませんが、ほとんどの方は振ることのできないクラブになってしまいます。

そこで今注目されているのが、より正確な振り心地の指標である「クラブMOI」です。

クラブMOIマッチングとは?

クラブMOIマッチングとは?

クラブMOIはクラブ全体の慣性モーメントのことを言います。

以前四角いヘッドのドライバーが流行りましたが、そこで聞いた5900というMOIの数値はヘッド左右の慣性モーメントのことで、ヘッドの左右のブレにくさを表していました。

クラブMOIとはまったく別物です。

その他にもヘッドの返りやすさ返りにくさを示す、ネック軸回り慣性モーメントというのもありますが、それもクラブMOIとは別のことです。

クラブMOIマッチングは、写真のような専用の測定器を使って、クラブ全体の慣性モーメント(=振り心地)を測定するものです。

クラブMOIを得意番手(振り心地も良く、結果も良いクラブ)に合わせていくことで、すべての番手の振り心地を得意番手と同じようにしていき、弾道も得意番手と同じようにしていくという高度なチューニングになります。

慣性モーメントという考え方自体は古典物理学の世界ですが、近年になるまでクラブMOIを正確に計測する計測器が開発されなかったために、より簡易的なスイングバランスが普及してしまったという経緯もあります。

MCI BLACKやDG-AMTのメリット

MCI BLACKやDG-AMTのメリット

今では、私が運営するBoseIronFactoryを始めとして、いろいろなところでクラブMOIマッチングを始めるところが増えてきました。

「MCI BLACK」(フジクラシャフト)や「ダイナミックゴールド(DG)AMT」(トゥルーテンパー)のように、クラブMOIマッチングを意識したシャフトも発売されてきましたから、今後は一気に普及してくるものとも考えられますね。

「MCI BLACK」も「DG-AMT」も完全にクラブMOIマッチングを考えて作られたシャフトですが、ゴルフクラブはシャフトだけでできているものではありません。

クラブは、ヘッド、シャフト、グリップの大きく3つの部品が組み上げられてできていますし、慣性モーメント=MOIを考えるにあたっては円周部により近い部品=ヘッドのほうが与える影響は大きいです。

例:自転車の27インチのタイヤよりもトラックの22.5インチのタイヤのほうが回すのにより一層のチカラが必要です。

クラブMOI専用設計のヘッドが効率的

クラブMOI専用設計のヘッドが効率的

より効率の高い円周部により近い部品であるヘッドでクラブMOIを調整していけば、MCI BLACKやDG-AMTなどのようにシャフト重量を大きく変えていく必要はありませんし、シャフトの重心位置をフローさせていく必要もありません。

シャフト重量が大きく変化する=総重量フローが大きく変化することとなります。

仮にロングアイアンで5グラムピッチ、ショートアイアンでは10グラムピッチといった形になるのは、実際にラウンドしていても違和感を感じる方も多くいらっしゃいます。

また、シャフトの重心位置をフローさせていくことは、シャフトのしなりにも少なからぬ影響を与えます。

シャフトではなくヘッドでクラブMOIマッチングを行えば、最も効率的にクラブMOIマッチングができますし、重量フローもより良い形になっていきます。

もちろんシャフトの重心位置も変わりませんから、シャフト特性に影響を与えることもありません。

クラブMOIマッチングの効果は?

クラブMOIマッチングの効果は?

クラブMOIマッチングの効果は単に振り心地を統一するだけではな無く、ボールコンタクトの瞬間をコントロールすることにあります。

得意番手にクラブMOIを合わせていくことで、ボールコンタクト時の球の当たり方までも得意クラブと同じようにしていくことができますから、結果球筋も得意番手と同じようになっていきます。

7番アイアンが基準の番手だとすると、9番やピッチングウェッジ(PW)での引っ掛けも軽減されますし、5番アイアンで球も上がらずスライスするといったことも大幅に軽減されます。

スイング自体もロングアイアンとショートアイアンで同じように振ればいいので、スイングもひとつで済むということも大きなメリットです。

スイングバランスで組まれたクラブの場合、振るために必要なチカラ=クラブMOIが異なるために番手ごとに力を入れて振ったり力を抜いて振ったりしなければなりません。

クラブMOIマッチングでは全番手で得意番手と同じ感覚で振るだけですから、クラブMOIマッチングの一番のメリットはゴルフをシンプルにすることだと言えるでしょう。

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