『VG3 ボール』はカラーボールが面白い!
『VG3 ボール』は、タイトリストが2020年11月13日に発売したボールです。
“DISTANCE! DISTANCE! DISTANCE!”というコピーのボールは、一般的なアマチュアゴルファーでも飛距離性能を発揮するように開発されたボールです。
【試打ボールスペック】
カラー レインボーパール、イエローパール、マットグリーン
構造 3ピース
コア 低コンプレッション・デュアルコア
カバー 高弾性フレキシマーハイスピードカバー
ディンプル 312個
価格 オープン
『タイトリスト VG3 ボール』は、飛距離性能を前面に出しているボールです。
テクノロジーとして、コアを大きくして、柔らかくしたということですが、それ自体は、市場の飛距離性能を打ち出しているボールでは常識になりつつあり、珍しいことではありません。
2重のコアというのも、特別新しいとは言えません。
想像ですが、今までのタイトリストの膨大な開発データの蓄積で、改めて、現状できる最高なディスタンス系のボールを作ったということなのだと思います。
『タイトリスト VG3 ボール』は、前モデルも飛距離が出るボールでした。
新しい『タイトリスト VG3 ボール』は、ドライバーだけではなく、アイアンの飛距離も出るというところがプラスポイントということです。
個人的に、一番注目したのはボールのカラーです。海外ブランドのボールは、カバーの素材を染色する技術で、国産メーカーに後れをとっている時代が続きました。
カラーボールの発色が悪く、種類も少ないというだけではなく、試打をしてみると、カラーが違うとカバーの性能に違いを感じてしまう欠点があったボールもありました。
欠点と書きましたが、この違いが結果として、このカラーのほうが自分に合っていると、カラーボールが自分にジャストマッチのエースボールになるというゴルファーもいました。ゴルフの神様のイタズラのようなお話です。
『タイトリスト VG3 ボール』には純粋なホワイトがなく、3種類のカラーボールがあります。
これには、新しい時代を感じました。もう、カバーのカラーで文句は言わせないというメッセージと、カラーボールファンへのアピールを感じました。
実際にじっくりと観察しましたが、どのカラーも良い感じです。
僕は、ボールのカラーは機能だと考えています。メンタルに影響するだけではなく、他の感覚にも影響します。ゴルファーによっては、ボールとスタンスの距離にも影響することもあるからです。
『タイトリスト VG3 ボール』は、そういう意味でも、興味津々なボールです。