新・貧打爆裂レポート『クロムソフトX ボール』

今回の貧打爆裂レポートは、2020年4月に発売されたキャロウェイ『クロムソフトX ボール』です。

いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。キャロウェイの新しいツアーボールの秘密に迫ります! 動画も含めての試打レポートです。

『クロムソフトX ボール』は完全に新しくなった!

『クロムソフトX ボール』は完全に新しくなった!
『クロムソフトX ボール』は、キャロウェイが2020年4月に発売したボールです。

“新しいCHROME SOFT Xは、ヘッドスピードの速いプレーヤーが、もっと飛ばせるようになることを一つの大きな目標として掲げ、リニューアルされました”というメーカーの説明の通りに、前モデルとは違う、まったく新しいボールとして開発されたようです。

『クロムソフトX ボール』は、前モデルはコアがデュアル(二重)構造でした。新しい『クロムソフトX ボール』は、シングルのコアになりました。

利点としては、シングルにすることで、一目でわかるほどコアを大きくすることに成功しています。新しいコアが一番影響するのは、「速度」です。

「ソフトファスト・コア」は飛距離性能に結びつく、新技術です。

【試打ボールスペック】
構造 4ピース
コア ソフトファスト・コア
中間層 デュアルマントル(二重)
カバー 極薄ソフトウレタン
パターン ヘックス・エアロネットワーク パターン
価格 オープン価格

『クロムソフトX ボール』は、中間層が薄い二層になりました。

固さが異なる層は、それぞれに、飛距離を上げるためにスピンを減らす、ボールを狙い通りに止めるためにスピンを増やす、という狙いがあります。

内側の層まで潰れるほどエネルギーが大きい場合は、スピンを減らして、外側だけしか潰れない時には、スピンを増やすのです。

同じような構造のボールはすでに市場にもありますが、かなり限定的に、狙ったヘッドスピードで最大になるように、というボールになります。ツアーボールとして、正しい進化です。

『クロムソフトX ボール』は、前モデルの後継機種ですが、似て異なるボールです。

前モデルをとても好きだった僕としては、少し寂しい感じがしますが、ワクワクもします。

これだけ構造が変わると、『クロムソフトX ボール』は、別のボールと考えて、一からチェックしたほうが良さそうと期待しながら、コースに持っていきました。

『クロムソフトX ボール』はヘッドスピードが速い人専用!

動画を見てください。

『クロムソフトX ボール』をコースで打ってみました。

実は、姉妹ボールの『クロムソフト』を打ってから、数ヶ月の時間差がありました。新型コロナウィルスの影響で、試打用のボールが届かなかったのです。

待たされた分だけ期待が大きくなるのは人情でして、思いっ切り期待して、テストに入りました。

『クロムソフトX ボール』は、キャロウェイのロゴが2行になっています。

そして、マストで、3本ラインの「トリプル・トラック」がプリントされています。

イントロというか、ツアーボールが見た目でそれっぽいと、気持ちが上がります。上手くできています。

『クロムソフトX ボール』の打ち応えは、「柔らか重い」という感じです。

これは、ツアーボール風な感触とも言えます。重さは、芯感とリンクすることもありますが、『クロムソフトX ボール』の場合は、それとは違って、全体に重いのです。

この理由は、追々、わかってきます。

しっかりとした初速感もありますが……僕のヘッドスピード(40メートル/秒)では、明らかに潰し切れていないような感じがするのです。

打音は大人しめの音量で、音質は中高音です。

少し湿った音質は、グローバルもでありながら、日本人好みの音質だといえます。

飛距離性能はトップクラスですが、僕の場合、新しい『クロムソフト』のほうが明らかに飛びました。

とはいえ、ドライバーからアイアンまで、距離感のばらつきはなく安定しています。

ばらつきがないことは、実は高性能の証であり、そういう意味では名前のXに負けていない、と感じました。

ショートゲームでは、フェースに乗る柔らかさと、硬質な弾き感の両方を満足させるバランスを堪能できます。これはお見事で、トップレベルです。

パットからアプローチまで同じ感触で打てますし、球種の打ち分けにも敏感に反応してくれます。

『クロムソフトX ボール』は、ヘッドスピード45メートル/秒以上のゴルファーにオススメします。

ヘッドスピードが速いゴルファーに特化したツアーボールは、ありそうでないもので、『クロムソフトX ボール』は振り切ってチューニングされています。

トータルバランスが優れている安定したツアーボールが欲しいゴルファーにも、『クロムソフトX ボール』はオススメです。

『クロムソフトX ボール』を打ってみて、全体に重い感触を感じたゴルファーは、オーバースペックです。『クロムソフト』を使用することを検討したほうが良いと思います。

『クロムソフトX ボール』は、使い手を選びます。打ってみて、重さが芯に当たっている感触とリンクする場合は、合格しています。選ばれた人たちだけが味わえる世界を楽しみましょう。

『クロムソフトX ボール』は、前のモデルを含めた今までの『クロムソフトX ボール』とは違うボールです。

安易に乗り換えずに、慎重に考えるべきですし、他のツアーボールに満足できなかったゴルファーには、打ってみてほしいボールです。
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ロマン派ゴルフ作家の篠原

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店、市場調査会社、団体職員などをしつつ、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストとしてデビュー。『Golf Planet』はゴルフエッセイとして複数の日本一の記録を保持し、恋愛小説も執筆。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。 https://blog.goo.ne.jp/golfplanet

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SRIXON ZX201007-1107
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