『GENEM』は10代目でスパイクレスになった!
『GENEM 010 SPIKELESS Boa』は、ミズノが2020年3月13日に発売したゴルフシューズです。
『GENEM』ブランドは、9代目まで2E、3E、4Eという3つのワイズが選択できる、日本人の足のための特別なシューズとして、たくさんのゴルファーを助けてきました。
シューズとしても、ミズノがあらゆるスポーツで蓄積したテクノロジーをゴルファー用にチューニングして搭載した、フラッグシップモデルに相応しい高性能なものになっていました。
10代目になる『GENEM 010』は、大きく変わりました。
まず、最新のポイントは、ソールが初めてスパイクレスになったのです。
ミズノは競技用のシューズで、ゴム底の最先端のテクノロジーを持っています。時代の流れとはいえ、『GENEM』のスパイクレスは、高機能のシューズという意味で期待させます。
残念なことにワイズは2種類になりました。2Eを廃して、3Eと4Eのみになります。日本人の9割以上は、このふたつのワイズで対応できるようです。
【スペック】
カラー ホワイト×ネイビー(他に、ブラック×レッド)
サイズ 24.0~28.0、29.0(EEE、EEEE)
重さ 約350グラム(25.0センチ片方)
素材 甲:人工皮革、底:合成底
製法 セメント方式
価格 オープン
改めて、じっくりとソールを見てみると、『GENEM 010』のソールはちょっと特徴的です。
芝の上で高いグリップ力を発揮する「GMソール」と呼ぶそうです。
ソール部の外側と内側の高さを変えることにより、硬い地面では外側の突起のみが機能し、芝生の上ではソール部全体が沈み込み内側の突起がさらなるグリップの効果を発揮するのこと。
カラーの違いが高さの違いになっています。濃いカラーは外側で高く、薄いカラーは内側で低くなっています。
ミズノの検証では、このソールは、スパイクシューズと同程度のグリップ力を発揮するということでした。
もう一つ、『GENEM 010』で興味深かったのは、軽量化です。前のシューズよりも片足で70グラムも軽くなっているのです。
ゴルフシューズは、ある程度の重さがあったほうがいい、というセオリーがあります。僕もそう考えているので、軽くなると聞いた時に、ちょっと嫌な予感がしました。
まあ、どれもこれも、百聞は一見にしかず、です。
コースに持ち込んでラウンドしてみました。