スイングの始動はどこから?いろいろなパターンを動画で確認してみた

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時代の変遷と共に、クラブやボールは大きく進化しました。スイング理論もそれに伴い変わって来ました。

どんな理論でも、必ず気になるポイントがあります。

その中の一つは、『スイングの動き出しはどこから始めるのか?』です。

写真のベン・ホーガンは、右膝を少し内側に絞っているように見えます。この動作の後、スムーズにバックスイングに入ります。

はたしてスイングの始動は、すべてのゴルファーに共通するものなのでしょうか?

スイングの引き金!

スイングの引き金!

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『フォワードプレス』という言葉は耳にしたことがあると思います。

『フォワードプレス』と言うのは、スイングを始めるためのきっかけとなる動きのことを指します。

この動作を取り入れることで余計な力が入ったり、硬くなったりするのを防ぐことができ、スムーズな動作の誘引となります。

スムーズな動作は、飛距離アップ、ショットの精度向上にもつながるものと思います。

世界各国で合計68勝を挙げ、全盛期にはゴルフ世界ランキング1位を通算331週も保持したグレッグ・ノーマンは、フォワードプレスについて『スイングの引き金』という表現をしています。

スイングは、より速く、より正確にボールとコンタクトすることを目的にしています。その目的を果たすために欠かせない動作! ということだと思います。

フォワードプレスはスイング始動の手段!

フォワードプレスはスイング始動の手段!

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この写真は、若かりし日の“帝王”ジャック・ニクラウスです。

ニクラウスのフォワードプレスは、『チンバック』と言われる動作で、顎(あご)を右側に回すように動かすものです。

それを合図にするかのように、分厚い胸板ごとバックスイングに入ります。

ニクラウスのチンバックのように、『フォワードプレスという動作は、身体を動かすきっかけ作りである!』だと思います。

さらに突き詰めると、フォワードプレスは『目的』ではなく、スムーズに身体を動かし始めるための『手段』と言えると思います。

フォワードプレスの後は?

“新帝王”トム・ワトソンの1970年と2015年のスイング比較の動画を見てみましょう。

ワトソンの場合は、左肩が右に回転し出すのがバックスイングの動き出しと思われます。

「フォワードプレスは、これだ!」といった動きを認めることができません。フォワードプレスの動きが小さい方、靴の中の動きできっかけを作る方もいらっしゃるためです。

しかし、プロや上級者のスイングには、何らかのフォワードプレスがあると思います。

次の段落からは、フォワードプレスの後にどこからバックスイングの動きに入るのかに着目したいと思います。

スムーズな動きを生む始動は、個人差があるという前提で書き進めていきます。

左肩からスタート!

ワトソンは、左肩を顎の下に入れるようにバックスイングを始めます。下半身は、それに釣られるように回転して行きます。

若さもあるのかもしれませんが、1970年のバックスイングのほうが下半身の動きは大きいようです。

ワトソンの場合は、肩を回すことで腕には余計な動きを生むこともなく、切り返し後は下半身リードでダウンスイングに向かっています。

しかし、アマチュアの中には、肩からバックスイングを始めると腕に力みが出たり、下半身の動きが止まってしまう方が割と多く見受けられます。

もしそんな自覚症状がある方は、違う方法でバックスウイングの動き出しを試してみることをお勧めします。

股関節とお尻の筋肉からスタート!

タレントの武井壮さんは、陸上の十種競技の元日本チャンピオンというスーパーアスリートです。ゴルフも大好きな武井さんは、自他共に認める飛ばし屋で、300ヤードヒッターです。

その武井さんのスイングは、下半身の大きくて強い筋肉から動かし始めることで大きなパワーを生んでいることが伺えます。

バックスイングは、右のお尻を右回転させることで始まっているようです。この動きは股関節を使いやすいメリットもあります。

また、お尻や太腿といった大きくて強い筋肉を活かしやすいこと、上体に無駄な力が入り難いといった長所もあります。

毎日のようにボールを打つことができない一般のアマチュアで、スイングを安定させたい方にはお勧めの方法です。

左手の小指付け根を下方に押し込む!

『ビッグ・イージー』の愛称で親しまれているアーニー・エルスは、飛球線方向にグリップを移動させるフォーワードプレスの後、左手小指側を下方に押し込むようにしながら動き出すイメージを持っていると、以前に読んだ書物にコメントを載せていました。

ややフック気味にグリップした左手のひらの小指側を下方に押し込むと、テコの原理でクラブヘッドが上がって来ます。

その勢いに任せてバックスイングすると、グリップ位置は低い位置のままスイングアークを大きく取れるメリットがあります。

また、引き上げる力を一切使わず、重力を活かすような押し込む力を使うので、力みに問題を抱える方にもお勧めの動き方です。

動かすのは、左手の小指側の手のひら部分だけです。右手を連動させて、ヘッドをヒョイと持ち上げるようなことはしないように注意が必要です。

自分にフィットする方法を探りましょう!

自分にフィットする方法を探りましょう!

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あらゆることに言えると思いますが、スイングの始動の仕方にも『相性』があります。

親友と呼べる友達とは、最初から違和感なく楽しい時間を過ごせると思います。スイングの始動についても同じようなことが言えると思います。

様々なフォワードプレスの方法があり、スイングの始動の方法も同様です。

「しっくり来ないなぁ」と思ったら、『相性』を確認するために他の方法を試してみてください。

もしかすると、そこに『親友』と呼べるようなしっくりとくる相性のいい方法があるかもしれませんよ。
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おっ3

野球、バレーボール、スキー、陸上競技などなどスポーツ歴だけは豊富ですが、全てそこそこレベルで引退。仕事としてゴルフに関わった時期もありますが、今は素人のゴルフ愛好家です。 現在もトレーニングを怠らずに行っているものの、全身の経年劣化が著しく、常に痛みと戦っている『おっ3』です。

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