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ラウンド中に雷雨に襲われたらどうしたらいい?

自然の中で行うゴルフでは、突然天気が崩れたりすることも珍しくありません。

ただの雨だけならまだ良いのですが、これが雷雨ともなるとまた話は別です。

ラウンド中にこのように雷雨に見舞われた場合、どのように対処すべきなのでしょうか。

雷は、音が聞こえ始めたらもう危ない!

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ラウンド中に突然天気が変わって「ゴロゴロ……」という雷の音を聞いた経験のある方も多くいらっしゃると思います。

この音がやっと聞こえる程度の時は、雷はおよそ10キロほど離れている位置にいることになります。

しかし、まだ遠いから大丈夫! という考えは大変危険です。

実は、この「音が聞こえる」程度でも落雷の可能性があるのです。

遠くで鳴っていると思っても、雷雲が急速に発達し、次の瞬間目の前で落雷が……なんてことも、実際にはよくあることなのです。

最近は、ほとんどのゴルフコースで、雨雲レーダーを見ながら中止・再開の判断をしていますが、それでも突然現れるゲリラ的な雷雲もあります。

「まだ大丈夫でしょ」なんて言っていると、取り返しのつかないことになりかねません。

安全第一! 雷が鳴り始めたらプレー中断

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ラウンド中に雷が聞こえ始めたら、雷雨でなくてもプレーを中断する勇気を持ちましょう。

たとえ雷でプレーを中断しても、それがスロープレーだと咎(とが)められることはありません。

むしろ事故を起こしてしまってからでは遅いんです。

事故を回避するのに何より大切なのは、「落雷事故が起こるかもしれない」という気持ちを常に持っておくことです。

プレー中に雷が聞こえてきた場合には、すぐにプレーを中断し、安全な場所で待機するようにするクセを付けておきましょう。

ラウンド中、突然の雷雨に襲われてしまったら……

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ゴルフ場は山の中にあることが多いですから、天気が急変することは珍しいことではありません。

それに、山の中でなくても、ゲリラ的な雷雲の発生は、ここ数年かなり増えてきていて、さっきまで晴れていたのに、突然周りが真っ暗になって雨と雷、なんてことも少なくありません。

そんな時はプレー中断はもちろんですが、落雷の可能性が少しでも低いところに移動しましょう。

コース内には避雷小屋が点在していますので、そこに避難するか(軒下は非常に危険です。必ず中に入ってください)、売店、クラブハウスに避難しましょう。

カートは雨をしのぐことはできますが、落雷にはまったく役に立ちません。

もし何もないようなところならば、体勢を低くして雷が収まるのを待ちましょう。

木の近くは絶対に避け、傘を差してはいけません。

危ないと思ったらクラブハウスへ電話

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雷雲が近づいてきたら、ゴルフコース側から避難の指示が出る場合があります。

キャディさん付きのプレーなら、キャディさんの指示に従いましょう。

セルフプレーの場合は、ゴルフコースからの指示が出ていないような場合でも「ちょっと危ないかな?」と感じた時は、自分の判断でプレーを中断し、一度クラブハウスへ連絡してみるのがいいでしょう。

第3者の客観的な意見を聞くことで、同じ組のゴルファーにも納得してもらえる狙いもあります。

雷雨に関して正しい知識を身に付けて、いざという時のために後悔しないよう行動するようにしたいものですね。

悲しい事故は起きてしまってからではどうしようもありません。

長くゴルフを楽しむために、危険な時は「勇気ある中止の決断」をお願いします。