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ゴルフプレーに免許が必要!?オランダのゴルフ事情 今昔物語

オランダ在住のライターゆりかさんがオランダやヨーロッパのゴルフ事情について楽しい記事を届けてくれていますね。私も拝読させていただいています。

実はかく言う私も今から23年前にオランダに渡り、2年間を過ごしたことがあります。

当時のオランダのゴルフ事情を書いてみたいと思いますので、ゆりかさん、現在との違いを教えてください!

ゴルフをするのに免許が必要!?

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私は2年間のオランダ赴任の前に2か月間ロンドンにも滞在したので、もちろん本場でのゴルフを楽しませてもらいましたが、ロンドンに長期赴任していた会社の同僚から「オランダに行ってゴルフしたかったら、ハンディキャップ証明が必要だぞ」と言われました。

理由は以下のようなものです。

オランダのスポーツと言えば、サッカーやスケートが昔から盛んですが、ゴルフは比較的後発国です。

23年前、当時はオランダ人の間でゴルフ人気が高まり始め、ゴルフ人口が急激に増加していた時期だったのですが、ゴルフ場の数がまだそれほど多くなく、コースでラウンドするためには筆記試験と実技試験を受けてライセンス(免許証)を取得する必要がありました。

実際、オランダ人のゴルフ好き同僚たちはライセンスを取っていました。

外国人はハンディキャップ証明でOK

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そのライセンスの代わりに外国人はハンディキャップ証明の提示を求められるということなのです。

当時の私は日本でもゴルフは年数回程度、100切り前のファンゴルファーでしたので、ハンディキャップなんて持っていません。

そこで会社が関係しているロンドン近郊の某ゴルフ場で、“ハンデ18”のフェイク証明書を作ってもらい、それを持ってオランダに入りました。

毎回ではありませんでしたが、ゴルフ場でのチェックインの際に何度か提示を求められましたので、フェイク証明書には助けられました。

では、ライセンス取得前のオランダ人ゴルファーたちはどうやって技術向上を図るのでしょうか?

当時いくつかあったパブリックコースではライセンスなしでプレーできるということでした。

この制度、現在はどうなっているのでしょうか?

仕事終わりにサクッと一人ラウンド

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オランダの夏は日が長いです。平日の終業後でも十分18ホールラウンドすることが可能です。

私は仕事終わりに一人で車を走らせ、自宅から一番近いゴルフ場によく通っていました。

もちろん、プレーも18ホールスルーで一人で黙々とやっていたのですが、時々後ろから私より上手なゴルファーが追い付いてきます。

そういう時は追い抜かせて先に行かせるのですが、あるとき、当時の私と同じくらいの年恰好の若いオランダ人が追い付いてきて「よかったら一緒に回らないか?」と誘われ、残りのホールを同伴しました。

その後彼とは数回途中同伴したことがありました。日本のゴルフ場ではない経験です。

平らだけれど、侮れないオランダのコース

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オランダは国土の約30%が海面より低く、真っ平らな景色が広がる国です。

ゴルフ場も平らでアップダウンはほとんどありませんが、そこは運河の国らしく、ゴルフコースにも数々のウォーターハザードが配されています。

また、ラフは日本の芝よりも密度が濃い草種が使用され、くるぶしが埋まるくらいの深さがあるため、ロストボールのリスクが格段に高く感じました。

平らだけれど、スコアの出にくい侮れないコースが多かったと思います。

ゴルフバッグは担ぎが主流

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当時のオランダのゴルファーはほとんどがゴルフバックを担いでいた印象があります。

私もスタンド付きのバッグを18ホール担いでラウンドしていました。

手引きのトロリーもありましたが、シニア層が使用していました。

乗用カートは見た記憶がありません。今はあるようですね。

時の流れとともに変わるゴルフ事情

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23年前のオランダのゴルフ事情の一端をご紹介いたしました。

今ではいろいろと変わったことも多いでしょう。

いつかまたオランダでゴルフしてみたいです。