わたしのゴルフ履歴書〜Vol.13〜ゴンドラ古江恵治社長

わたしのゴルフ履歴書〜Vol.13〜ゴンドラ古江恵治社長

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ゴルフ好きな経営者のゴルフライフを覗く企画「わたしのゴルフ履歴書」第13弾。

今回は、CRGホールディングス株式会社の古澤社長(Vol.11)からご紹介いただきました、株式会社ゴンドラの古江恵治社長です!

株式会社ゴンドラは、東証一部上場パイプドHDグループで<WEBソリューション><インターネット広告><ソーシャルマネジメント>を手掛けるソリューション企業です。

また、「AKB48選抜総選挙」の投票システム構築や第三者機関を務めるなど、ちょっと変わったサービスも扱っています。

さらには、ゴルフ界では有名なアノ人とも意外なつながりも!?

古江恵治(フルエケイジ)さんとはこんな人

新卒で就職活動をしていたときは、地元北海道へのUターン就職で広告・マスコミ関連業界を目指していたそう。しかし、おりしも就職氷河期。希望する業界への就職は叶わず、アルバイト先のガソリンスタンドにそのまま就職したそうです。

私(Gridge編集長・じゅんやあく)も同時期に同じような就職活動をしていて、50社くらい“お祈り”されたので、お気持ち、よくわかります……。

しかし、その道をあきらめなかった古江青年、数年後に知り合いのツテをたどって某ランキングで有名な会社へ入社します。

そこでの経験は、「超ハードワーク」(古江社長・談)だったようですが、ここで仕事のしかたや業界の知識を身につけ、転職。

IT業界、広告業界の数社を経て、2010年に株式会社パイプドビッツに入社、2011年からは「AKB48選抜総選挙」の第三者機関を務めるという仕事を手掛けます。

2012年5月より取締役として経営に参画、2016年3月に事業を分割し、株式会社ゴンドラを設立、代表取締役社長に就任、現在に至ります。

『自己否定』のためにゴルフを始める!?

『自己否定』のためにゴルフを始める!?

――ゴルフを始められたきっかけは?

もともと、ゴルフが嫌いだったんです。『お金や時間の無駄だ』『初期費用がかかるし、敷居が高い』とか、『ゴルフに興じる役員や社員は仕事をさぼってる』とか、勝手に思っていました(笑)。

ただ、毎年私はその年1年をどう過ごすかテーマを決めているのですが、40歳になったときに、『自己否定』というテーマを設定したんです。

過去の自分の思考や成功体験に囚われず、「苦手なタイプの人」「嫌いな食べ物」そして今まで嫌いでやったことのなかった「ゴルフ」など、その1年間だけは我慢して受け入れようと考えたんです。

幸い、ホールディングスの社長から中古のクラブを譲り受けたりしたので、始めるハードルは低かったですね。

コースデビューは地元北海道のニドムクラシックコースで、スコアは135でした。

これだけ見ると上出来なデビューに見えますが、最初の10ラウンドは192を叩いたりして、なかなか上達しませんでしたね……。早く41歳になりたい(ゴルフを止めたい)と思っていました(笑)。

それが今では年間70ラウンド程度、行くようになりました。

フェースでボールを運ぶ練習とか、いろいろして、90を切るようになったくらいから俄然楽しくなってきましたね。特にコースマネジメントとか。

今では唯一無二の楽しさのあるスポーツだなと思っています。

好きな選手を応援するとか、ルールやギアの意見交換をしたり、ファッションを楽しんだり、各コースの戦略性について語り合ったり、そしてスコアでガチンコ対決したり……楽しみ方は多岐に渡りますよね。

それまでは、スキーとか草野球とかをやっていたのですが、ゴルフを始めてから、良くも悪くもまったくやらなくなってしまいました(笑)。

――それにしても、40歳でゴルフを始めて、お若く見えますが、今はおいくつですか?

47歳です。

――47歳、7年でベストスコア75、JGAハンデ10.1っていうのは、すごい上達スピードですね。

1回9.1まで減ったんですけど、ちょっと今停滞してしまっていて……。

ただ最近はスコアよりも、一緒に回っていただいた方々に「また今度一緒に回ってください」とか「もう次のラウンドの予定を今日決めちゃいましょう」なんて言われることのほうがうれしいんですね。

なので、同伴者が気持ちよく回れるラウンドのリズムとか、ルールを聞かれたらすぐ答えられるとか、そういうことを気にしています。

――毎回「また行きましょう」って誘われるんじゃないですか?

そうですね。割と言われます(笑)。正直に言うと、私は本当に今、めちゃめちゃゴルフが好きなんです(笑)。

進藤大典キャディとの縁

進藤大典キャディとの縁

――もう一つ聞きたいのが、以前松山英樹プロに付いていた進藤大典キャディが御社の特別アドバイザーになっているじゃないですか。どういったご縁なんでしょうか。

3年前にとあるゴルフコンペで一緒になったんですね。そこで仲良くなって、意気投合して……。最近は3ヶ月に1回くらい一緒に回って、そこで「あーじゃない、こうじゃない」なんて言っていますね。

今彼は、ゴルフ解説者という立場です。よくゴルフ番組に出演していますね。

今後、進藤キャディはゴルフ界発展のために多岐に渡った活動をなさいます。

当社や私としても、同志としてパートナーシップを強化していきます。

ゴルフ業界・スポーツ界をなお一層元気にしたい。ITを使って効率良く集客したり、コスト削減したりなど、幅広くお役に立ちたいと思っています。

ゴルフ業界活性化へ5つの施策

ゴルフ業界活性化へ5つの施策

――毎回必ず「ゴルフ業界活性化の施策」をお伺いしているのですが、事前にいただいた資料に5つも書いていただきました。


①最寄り駅や近隣都市からの足の確保(バスのピストン輸送/シェアリング)
②SNS・インフルエンサーを利用したゴルファーとのエンゲージメント構築
③コースキャディを指名制にする
④プロアマ戦をより活発に行うことでツアー人気に寄与
⑤コンシェルジュ制度(初心者に所作、ルール、そして最低限の技術をレクチャー)

最近、どこのコースに行ってもメンバーさんの高齢化が顕著です。で、若い人たちは、シンプルに“足”がないんですよね。で、お金がなくて、時間がない。若い人たちがゴルフをしない理由は主にこの3つ(足、お金、時間)ですよね。

少なくとも“足”に関しては、コース側がもっとサポートするべきだと思っています。カーシェアリング会社とタイアップするとか、ターミナル駅からバスを出すとか、最寄り駅からのクラブバスを充実させるとかですね。

次回は進藤キャディも参加する予定の、当社の定期的なコンペがあります。ここでも感じるのですが、やっぱりみんな足がないですから。

4番目のプロアマ戦の活発化についてですが、プロとアマの交流をもっと増やしたほうがいいと思うのです。

男子プロは特に、テレビ中継に出てくるトッププロとQT(クォリファイングトーナメント)や下部ツアーに出ているプロで、飛距離やテクニックなど、アマチュアレベルから見ると実はそんなに変わりません。

それに、そんな伸び盛りの若い選手とアマチュアが一緒にラウンドすれば、「これから応援したいな」という気分にもなってファンが増えると思います。

あと、5番目のコンシェルジュ制度について。

ゴルフを始めるときの障壁って「何をしたらいいのかわからない」みたいなところにあると思うんです。

たとえば、「ゴルフ場の受付はどうしたらいいの?」とか「ティーアップはティーショットのときにしかしません」みたいなことです。

こういうマナーや所作が最初はわからない人がほとんどです。

以前はこうしたことは、会社の先輩や上司がこと細かく教えれば済むことでしたが、最近はこのような環境がない人のほうがほとんどでしょう。

なので、有料でも無料でもいいので、コースでコンシェルジュをする人を用意して、受付の仕方や、コースでは一緒にカートに乗って様々なルールやマナーを指南し、最後の会計までサポートするなんて人がいれば、ゴルフを始めやすくなるのではないかと思いました。

――コース側でそういう人を用意するのでしたら、ほかのコースとのサービスの差別化にもなりますしね。

そうなんです。さらにいうと、意外と経済的に余裕のある初心者は多いと思われます。なので、こういうサービスは需要があると思います。

30代40代の、比較的収入のある人たちは絶対にゴルフをやったほうがいいんだろうなって勝手に思っているのですが、皆さんゴルフを意外とやっていないんですよ。

「時間がもったいない」「お金がもったいない」「そもそもどういうルールかよく知らない」など、いろいろな理由でゴルフをされていないのです。私が40歳まで怖くてゴルフを始められなかったように。

なので、その不安を払拭してくれる人がいれば、もっと気軽にゴルフを始められるんじゃないかなと思います。

よく「とりあえず来ちゃえばなんとかなるよ」みたいなことを言う人もいますが、ジーパンでコースに行っちゃったらまずいじゃないですか。そういうことを教える人は必要だと思いますね。

私もラウンド4回目くらいに行った某コースでキャディさんにため息をつかれてしまった経験がありますが、こういうゴルフ界を変えたいと思いました。

たまたまこのときは、一緒に回っていたプロがそのキャディに対して「そんな態度を取ったらダメだ」と叱責していたのですが、最初にこういう経験をしてしまうとその人はゴルフを辞めてしまうかもしれませんからね。

自分の周りの“ゴルフ好き”が当たり前じゃない!

自分の周りの“ゴルフ好き”が当たり前じゃない!

――ゴルフが仕事に役に立ったりとか、ゴルフと仕事の共通点など、感じていることがあれば教えてください。

ゴルフと登山ってよく似ていると思っていて、またコースマネジメントという観点でいえば会社経営にも似ていると感じています。

たとえば、プレーをしていると「ここはボギーでしょうがない」というホールが出てくることがあるじゃないですか。

経営でも同じように、「この月はイレギュラーなことがあったから予算未達でもしょうがない、クオーター(四半期)で取り戻そう」とかありますよね。

登山でも、たとえ山頂が見えてきてもなかなかそこまでたどり着けないように、ゴルフでもホールアウトへの道筋を考えなければいいプレーはできませんよね。

というように、ゴルフを抽象化すると意外と経営やほかのスポーツとの共通点を見つけることができると思っています。

また、仕事がゴルフに役立っているかということに関して言えば、仕事とゴルフを意識的につなげないようにしています。

ゴルフはゴルフで純粋に楽しみたいですから。

ただ、コンペなどの集まりにはよく行きます。そこで意識的に仕事の話をするようなことはないのですが、話をしているうちに、結果的に仕事につながったみたいなことはよくあります。

繰り返しになりますが、仕事じゃなくても、縁に恵まれているのか、よく誘っていただけるんですよね。

――それは人徳ですね!

なので、せめて迷惑をかけないくらいのスコアで回れるように一生懸命練習しています。

――まったく迷惑のかかるスコアじゃないですよ!

日頃一緒に回る人たちは、メチャメチャゴルフ好きで、すごいスコアで回ってきて……みたいな人たちばかりなのですが、これが当たり前だという感覚になってはいけないなと思っています。

やっぱりゴルフをしない人が増えているなと感じていて、当社の社員も過半数がゴルフをしないので……。

ゴルフは本当にいいスポーツだし、人間力も磨けるし、生涯できる唯一と言っていいスポーツなので、微力ながら業界活性化に貢献できればいいなといつも考えています。

取材後記

取材後記

取材中から並々ならぬ“ゴルフ愛”を感じさせてくれた古江社長でした。

これまでインタビューした相手に必ずしてきた質問「ゴルフ業界活性化案」ですが、「コンシェルジュ制度」は初めて出てきた案でした。かなりいいと思います!

「ぜひやってみたい!」と同制度導入を前向きにお考えのゴルフ場やゴルフ関連事業者様におかれましては、Gridgeと株式会社ゴンドラがご相談承ります!(勝手に営業)

古江社長のゴルフ愛は、それだけにとどまりません。

株式会社ゴンドラには、ゴルファーズ支援制度といったものがあるとのこと。

古江社長の席に来て「ゴルフ始めることにしました!」と宣言をするとその場で手当(社長のポケットマネーから!)もらえるという夢のような福利厚生(?)があるそうです。なんとうらやましい!

ゴルフ未経験のフリをして、入社しようかな?(←すでに面が割れている)

プロフィール

プロフィール

【ゴルフ歴】6年10か月
【ベストスコア】75(札幌リージェントゴルフ倶楽部)
【クラブセッティング】
1W:テーラーメイド M6(10.5度、シャフト:Fujikura Speeder EVOLUTION V フレックスS)
3W:本間ゴルフ TW747フェアウェイウッド(15度)
UT:本間ゴルフ TW747ユーティリティ(19度)
アイアン(5~11):本間ゴルフ TW747P
ウェッジ:タイトリスト ボーケイデザインSM7(50度、54度、58度)
パター:スコッティキャメロン セレクトニューポート2
ボール:ブリヂストン TOURB JGR
【愛用ブランド】monzee
(2019年7月時点)


古江 恵治(ふるえ・けいじ)
1972年生まれ、北海道出身。株式会社オリコン、株式会社シーエー・モバイルなどを経て、2010年11月に株式会社パイプドビッツに入社。2012年5月同社取締役。2016年3月に株式会社ゴンドラ設立、代表取締役社長就任。また、2016年4月より、株式会社リッコーの特別顧問も務める。趣味はゴルフ。

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