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練習場で知っていると上手くなる知識!?前編

練習場に行った時に打席はどのように選んでいますか? アプローチはどのような練習をしているでしようか?

練習場で知っていると上手くなるかもしれないことを2回にわたって書いていきたいと思います。

どの打席を選んでもいいの?

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練習場の玄関を入り、打席への入り口を抜けると正面にネットが見える。その入り口が全打席の中央だった場合、みなさんはどの打席を選んでいるでしょうか?

常連の人達はだいたい同じ打席を選んでいる。

「自分の打席!」とまでは決めていないと思いますが、その付近で練習していることが多いです。

この人達に「なぜこの付近の打席をいつも選ぶのですか?」と尋ねると

「打ちやすいから」

「特別、考えていない」

「なんでかな?」等々。

特に理由がない人がほとんどです。

打席によって調子が狂うことがある。

打席によってスイングが創られる!?

【右側の打席】
スライスが打ちやすい。右側のネットに近く、右側には打ち出しにくい。フックがよくでる人には非常に打ちにくい。打席に対して左側に出る球が多い。

【左側の打席】
フックが打ちやすい。左側のネットに近く、右側に打ち出しやすい。スライスする人は真っすぐ出てそこから右に曲がる球が多くなる。

【中程の打席】
真っすぐ打ちやすい。ただ、自分が選んだ打席がどこを向いてるかを注意してください。練習場の基礎(土台のコンクリート部分)とマットと正面のネットがすべて平行とは限りませんので。

ここから言えるのは、スライスが多い人は右側、フックが多い人は左側で練習すると調子が落ちにくい。

逆の発想をすれば、スライスを直したい人は左側、フックを直したい人は右側ということになります。

こういうことも少し頭において打席を選ぶこともある、ということを覚えておいて損はないですよ。

距離の表示

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練習場で100ヤードを練習をしていたとします。まず、練習場にある100の表示が正しいか?

厳密に計っている練習場もあればだいたいという練習場もあります。

練習場のボールは飛ばない?

100ヤードまではコースで普通に使っているボールと変わりはないのですが、それ以上は1割ぐらい飛ばないのです。

そのため、練習場ではそれを計算してヤードの表示をしています。

なかには、実測を表示しているところもあります。その場合、120ヤードの表示に落ちたボールは130ヤード強飛んでいることになります。

また、フェースを開いてアプローチの練習をする時は注意が必要です。

開くと少し高いボールになるのですが、練習場のボールで20ヤードに落ちたとしても実際コースで使うボールより、高さが抑えられるのです(実際のコースで使うボールのほうが高くなる)。

よって、実際には20ヤードよりは飛んでいないことになるのです。

自分の練習している所の表示がどうなっているかは一度確認したほうがいいと思います。

また練習場によっては、練習場用のボール(レンジボール)ではなく本球(コースボール)を使用している場所もあります。

合わせて確認が必要です。

練習場でスパイクを履いたほうがいいの?

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通常のピンのついているスパイクだと、打席がゴムだったり、硬めの人工芝の場合、スパイクが地面に刺さらず、足底が高くなってしまいます。

コースでピンは芝の下の土に少し食い込むぐらいになります。

ということは、練習場とコースで、自分に対するボールの高さが厳密にいうと違うということなのです。

なので、打席が芝や土である場合を除いて、練習場でスパイクを履く意味はないと私は思っています。

では、どのような靴がいいのでしょうか?

普通のスニーカーが一番だと思っています。

ただ、ヒール(かかと)側のスポンジが厚く、前傾がついているスニーカーもありますが、それはフィニッシュが取りにくくなるのでNGです(ジョギングシューズやランニングシューズに多い)。

なるべく、ソールがフラットで厚さがあまりないものがいいと思います。体の土台を安定させる意味で練習する場合、サンダルもいいですよ。

次回も練習場での注意点について書きますので、また読んでください。