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PAR RUSH 01
ビギナーの女性を同伴するゴルフで大事なこととは?〜ゴルフを楽しんでもらうための知恵!
仕事関係のコンペで、ビギナーの女性を同伴してラウンドすることになりました!
以前からの顔馴染みではなく、当日の朝「よろしくお願いします!」という感じでした。もちろん腕前もわかりませんし、どんなショットを打つのかも把握できていませんでした。
仕事とは言え、コンペに出て来ることは大変だろうなぁと思って、スタートホールを迎えました。
目次
まずゴルフ歴などを聞いてわかったこと!
スタートする前に、「どのくらいゴルフをやっているのか? どのくらいのスコアで回っているのか?」など、ゴルフ歴を簡単に聞きました。
その時の彼女のこんな話が、印象的でした。
「会社でゴルフに行くんですが、パットでOKをくれないんです! ゴルフが大好きな上司なのか、真剣にゴルフをやっているのですかね。でも、それほど上手くはないと思います!」
この話を聞いて、さらに意を強くしたのですが、「今日は、少し長い距離でもOKを出しますから、スコアのことなど心配せずに、ゴルフを楽しみましょう!」と話をしました。
きっと、ゴルフを楽しめていないんだろうなぁと思い、今日は「ゴルフは楽しい!」と感じてもらおうと、心に決めました。
スタートホールのプレーを終わり、この先どのようにラウンドしていけば良いかを考えた
スタートホールでは、案の定、彼女はボールに上手く当たりません。
2打目、3打目といわゆるチョロが続きました。それでも、気持ちを切らさないように、「ドンマイです!」と励まし続けました。
グリーン周りでもなかなか上手くいかずに、スタートホールは長めのOKを出して「11」で終わりました。
う〜ん、この先どのようにすれば、少しでもゴルフを楽しんでもらえるか?
まずは、少しでもボールに当たって、「ボールが飛んだ!」という気持ち良い感覚を味わってもらおう! と考えました。
次のホールで、思い切ってアドバイスを行ったら……
最初は、何もアドバイスせずにいようと思いましたが、「飛んだ! 気持ち良い!」を味わってもらうためには、最低限のアドバイスはしてみよう、と思いました。
そのアドバイスとは、
☆「ボールの位置」……ドライバーとアイアンのボール位置をアドバイス
☆「アドレスでの方向性」……自然と右を向いていましたので、両足のつま先を結んだ線が、飛球線と平行になるように指導
指導したことは、すぐに結果は出なかったが、次のホールでナイスショットを連発!
指導した直後のホールでは、なかなか結果が出ませんでしたが、その次のホールでは、ドライバーが初めてナイスショットで、フェアウェイまで飛びました!
彼女もビックリの当たりで、その喜びは半端ではありません! 今までで初めての当たりですと、満面の笑みでした!
しかも、2打目のウッドも当たって、グリーンまで50ヤード程度の位置です。
さらに、3打目のアイアンも当って、3オンしました。大騒ぎの喜びようだったことは、言うまでもありません!
これまで、3回続けて当たったことなどなかったのでしょう!
「ボールが飛んだ! 気持ちいい!」を味わえてもらえた瞬間でした!
グリーン上では、2パット目は少し甘かったのですが、OKを出しました。何と、ナイスボギーでした!
少し暑くて厳しいコンディションでしたが、最後まで楽しくプレーできました!
その後のプレーでは、同じようなナイスショットはなかなか出ませんでした。
ゴルフはそれほど甘くありません! そして、バンカーに入って出なかったり、グリーン周りで行ったり来たりと、ラウンドを終えた結果は78-74の152でした。
甘いOKパットもありましたので、実際のスコアはもう少し悪いでしょうが、そんなことはいいじゃないですか!
最後まで一生懸命プレーをしたこと、イヤイヤながらではなく、楽しそうにラウンドを終えることができたことが、大事なことだと思います!
ゴルフが楽しく終われば、次のラウンドにつながる!
ラウンドを終えて、表彰式がありました。
「今日のゴルフはどうでしたか?」の問いかけに対して、彼女は「こんな楽しいゴルフは初めてです! 本当に楽しかったです!」と、答えてくれました!
快晴の下で、きれいに手入れされたフェアウェイで、ボールが飛んだ! ということを味わえたら、ゴルフは楽しい! と思ってもらえるはずです。
ビギナーに厳しくすることは、ゴルフ本来の楽しさを味わってもらうことを阻みます!
それでは、決してゴルフの上達につながらない! そう感じたビギナーとのラウンドでした。