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ゴルフスイング

石塚かれん

Look for Golf〜クラブとボールの関係性を考えてみましょう〜

今は、いろんな情報が簡単に手に入る時代になりました。

文を読んだり、動画見たり。調べたいことを箇条書きにして検索ボタンを押すだけ。すごく便利になりましたよね。

すごく便利になった一方、その多くの情報の中での選別、取捨選択が重要になってきたと感じています。

では、ゴルフに置き換えるとどうでしょうか?

ショットの悩み、アプローチの悩み、パターの悩み。

「見るものによって言ってることが違う!」とお悩みの方に、伝えている側の意図やその本質を見抜くために、少しでもヒントになれば良いと思います。

ミスの要因って?

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スライスの要因、というと皆さんはどう言ったことを思い浮かべますか?

・ヘッドアップ
・アウトサイドイン(カット軌道)
・手打ち(体が使えていない)
・振り遅れ
・ローテーション
・アドレスの前傾がなくなる

では反対に、フック(引っ掛け)の要因を挙げてみましょう。

・アーリーリリース
・アウトサイドイン(カット軌道)
・手打ち(体が使えていない)
・振り遅れ(煽り気味)
・ローテーション(強い)
・アドレスの前傾がなくなる(詰まる)

細かく言ってしまうとキリがないので、大まかに上げるとこんなイメージでしょうか。

こんな風に要因を並べてみると、意外と同じような要因って多いですよね。

では、なぜ違った球筋が出てしまうのでしょうか?

主役は自分! ではありません

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思ったようなゴルフができない、といった時に重要なことを忘れていませんか?

結論、クラブとボールがどんな関係性を持っているのかが大変重要です。

じゃあクラブにもっとこだわってお金をかければいいの? そういう訳ではありません。

ゴルフクラブは持つところと実際に球を打つヘッドが離れています。その末端を操るのは容易なことではありません。

ではまずは、近づいて両者の関係性を見てみてください。

ヘッドのどこに当たるとヘッドとボールは良い音を立てて目標に向かってくれるのか、曲げたい時、飛ばしたい時……などなど様々な状況のヘッドとボールの関係性を近くで見つめ直してみましょう。

そうすると、今取り組んでいることが本当に必要なことなのか、逆算方式で見えてくるかもしれませんよ!

理想は、誤魔化さない

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探る、と言っても、人間関係と同じでそんな単純なものではないんです。最近つくづく感じています(笑)。

クラブとボールももちろんですが、後々はクラブと自分の関係性も良くしたいですよね。そのためのヒントを少しずつ伝えていければと思います。

最後に、「自分の考える理想のゴルフ」は誤魔化さないでください。

「自分はフェードが持ち球なんだ!」と言っている方、本当は右に打ち出して戻ってくるドローボールを打ちたいって気持ちを押し殺していませんか?

打ちたい理想の球をコースに思いっきり打つ! 想像しただけでもワクワクしてきませんか?

難しく考える必要はありませんが、「自分の考える理想のゴルフ」は持っていてもらいたいものです。

理想が高ければ高いほど、ゴルフに向き合う覚悟が必要ですが(笑)。

でも、その部分を持っていれば、他の人にはなかなか感じることのできないゴルフの深みを感じることはできるはずですよ。