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ゴルフ・スピード・スター!お一人様部門?!

ゴルフには様々なギネス記録が存在します。

ドライバーの飛距離、1ラウンドあたりの最小パット数、1ラウンドの最小スコア……などなど、数え上げたらキリがないほど。

そんな真面目な(?)ギネス記録とは真逆の、おもしろゴルフギネス記録も多く存在し、それらの記録の中には世界中の猛者たちによって日々熾烈な記録争いが繰り広げられてるものがあります。

今回はあるおもしろゴルフギネス記録に“真面目に”取り組んでいる人々をご紹介いたします。

ファステスト・ホール・オブ・ゴルフ・お一人様部門

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この競技は実に単純で、誰でも気軽にギネス記録に挑戦することができます。

ルールは以下の通り。

①500ヤード(約457メートル)以上のホールで挑戦すること

②記録は最初にボールにコンタクトしてから、カップインするまでのタイム・トライアル

③ゴールする時には、スタート時に持っていたクラブをすべて所持していなければならない(途中でクラブを捨ててはならない)

の3点のみ。

とてもシンプルなトライアルですが、これだけではなかなかイメージができませんよね?

実はこの記録、この1年で何度も記録が更新されているのです!

まずはイギリスの暴れん坊、スティーブ・ジェフス!

まずはゴルフの本場イギリスからスティーブ・ジェスフが挑戦です。

ジェフスが破ろうとしている記録は1分52秒。

450メートルを2分で走るだけでも結構大変ですが、果たして記録は達成できるのでしょうか?!

ポッチャリ体型(?)のジェフスの激走を見逃すな!

アメリカ代表、ブラッド・カーンズ!

次は世界ランカーでトップ20に入るスピード・ゴルファー、ブラッド・カーンズの登場です!

実はアメリカではスピード・ゴルフがスポーツとして確立されつつあり、すでにスポンサーがついたプロのスピード・ゴルファーも存在しているとのこと。

アメリカのスポーツビジネスのプロモーションスキルには脱帽するしかありません。

2018年6月1日にカーンズが挑んだのは、カーンズ自身が約1カ月前(2018年5月8日)に叩き出した世界記録1分40秒24!

彼の挑戦を見て、なにか違和感を感じませんでしたか?

そうです、彼はウッド1本でホールアウトしているのです!

ルールの中に「ゴールする時には、スタート時に持っていたクラブをすべて所持していなければならない」とありますが、「クラブを何本持っていなくてはならない」というルールはありません。

機能を捨ててスピードに特化した、プロならではの戦略と言えるでしょう!

まぼろしの記録?!スペイン代表ルーベン・ホルガド

そして最後は記録が正式に認定されていないと思われる、スペイン代表ルーベン・ホルガド。

注目していただきたいのは、彼が挑戦した日です。2018年4月4日。

動画では「現在の記録は、アメリカのカーンズの1分38秒75」とテロップがでてきますが、当時彼がこの動画で挑戦したのは、実はカーンズの記録ではなく、ジェフスの記録(1分50秒)ではなかったかと推測されます。

ホルガドはこの挑戦をする時、費用がかかるのでギネスの公式認定員を呼んでいませんでした。

そのため、ギネスの認定を受けるには諸々書類や証明書を揃えてギネスに申請をしなくてはなりません。

正確な時系列は確認できませんでしたが、おおむね下記のようだったのではと推測します。

①2018年1月4日以前 ジェフスが1分50秒60を記録
②2018年4月4日 ホルガドが1分33秒04を記録(非公式)
③2018年5月8日 カーンズが1分40秒24を記録
④2018年6月1日 カーンズが1分38秒75を記録

※③と④の時点で、カーンズはホルガドの記録を知らなかったか、意図的に無視していたと思われます。

最終的にホルガドの記録が正式にギネス記録として認定されたのかは未確認です。

動画にギネスマークが入っていないこと、動画がアップされたのが2019年1月20日というところを考慮すると、もしかしたら未公認のままかもしれません。

そんな傷心の中、ホルガドはあたかもカーンズが2018年6月1日に樹立した1分38秒75に挑戦しているような形(実際は自分の挑戦の方が先だった)で編集された、2018年4月4日の記録樹立動画をユーチューブにアップした。

目的は自分たちが成し遂げたことを証明すること。

以上が、筆者の推測です。

まとめ

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当時のホルガド達の挑戦の記事を読んでいると「彼らはこの記録への挑戦に1ユーロも払っておらず、公式認定員も手配していなかった。その結果記録を公認してもらうために、この記録動画とコースレイアウトなどいくつかの証明書をギネスに送らなくてはならないので、認定されるには数カ月かかるだろう」と記されています。

ホルガドが申請をしたと仮定して、その申請をもとに記録が認められたとすれば、正式に世界一の称号を手していると思いますが、2019年1月(挑戦から9カ月後)にアップされたこの動画にはどこにもギネス公認のマークは出てきません。

ギネスで正式に世界一と認定されるには多くの手続きが必要です。証拠物の提出や、条件の証明など。

ギネス側としても、実際に公式認定員の見ていない記録を公認するには厳正なる審査が必須となります。

少しでも提出物に不備、または証明が不十分な場合、ギネスに認定されることはありません。

ホルガドの記録がギネスに公認されたのかどうかは確認できませんでしたが、彼の挑戦動画からは、プライドのようなものが強く伝わってきました。

“百獣の王”なら記録更新が狙えるかも?

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この1年で大幅に記録を延ばしたファステスト・ホール・オブ・ゴルフ(お一人様部門)。

今後は日本人選手の挑戦、そして世界記録の樹立を期待したいものです!

個人的にはタレントの武井壮氏の挑戦、そして世界記録樹立をぜひ目撃したい!

武井氏は十種競技で日本一に輝き、アメリカへゴルフ留学の経験もあり、さらに短距離でも素晴らしいスピード(40歳代の現在も100メートル11秒台!)をお持ちなので、夢の1分20秒台、またはそれ以上の記録を狙えるポテンシャルは十分です!

“百獣の王”がファステスト・ホール・オブ・ゴルフで世界一になる様子が、ありありと目に浮かびます!