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ゴルフスイング

PAR RUSH 01

“ダボを叩かないアプローチ!難しい距離の成功の秘密と練習法”〜上達シリーズ第24回

スコアを縮めるには、ショットの精度を上げること、つまりパーオン率を上げることが必要だと思いますが、もう一つの方法はアプローチの腕を磨くことでしょう!

どちらが良いか? 人それぞれで、時間とお金の余裕と相談をすることになると思いますが、私はアプローチの腕を磨くことをお勧めします。

ショットの精度を高めることは時間がかかると思います。

一方、アプローチの腕を磨くことは、練習すればやった分だけ上達すると思います!

アプローチは、まず状況判断が大切だと前の記事でお話しました……

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冬の季節は別として、グリーンシーズンに備えるために、その状況判断についてお話します。

皆さんご存知の通り、どんなアプローチをするかで、使用クラブは変わってきます。

ここでお話する状況判断とは、どんなアプローチも行うことができる普通のライを前提に、「どんなアプローチをするのが最もリスクが少ないか?」「寄る可能性が高いか?」という判断のことです。

アプローチというと、グリーン周りの短いアプローチのことを思い浮かべると思います。

もちろんグリーン周りのアプローチも極めて大事で、この練習も一生懸命やるのですが、一方で大事なのは20〜30ヤード程度の、中途半端な距離のアプローチがスコアを左右するということです。

この距離は、ずっと転がすという訳にはいかず、上げて寄せるか? または手前にワンクッションさせるか、ある程度は上げていかないといけないという状況です。

しかし、この距離は、基本的にボギーオンの場面だと思いますので、これをきっちり乗せて最低でもボギーでしのがなければなりません。

このショットをミスすると、すぐにダボ(ダブルボギー)の危険に直面します。できれば寄せワンにつけてパーを取りたいところですが、まずは良いところに乗せられるようにショットの精度を高めましょう!

それでは、具体的に場面を設定して、考えてみます。

中途半端な距離のアプローチを成功させるために!〈場面1〉

(場面1)
「花道の手前20〜25ヤードほどの地点でグリーンまでは緩い上り、ピンはやや手前で、見た目はグリーンに直接落としたら転がって奥に行ってしまうように感じる状況」

……カッコいい攻め方は、フワリと上げてスピンを効かせるショットですが、距離感が合わないと手前の花道に止まったり、オーバーしてしまうリスクが大きいですね。

最悪はザックリということです!

最もリスクが少ないのは、花道辺りにワンクッションさせて、グリーンオンを狙うことだと思います。

52度くらいのアプローチウェッジ(AW)かピッチングウェッジ(PW)で少し強めに打てば、花道のワンクッションで減速して、そのまま駆け上がりグリーンでも少し転がると考えます!

中途半端な距離のアプローチを成功させるために!〈場面2、3〉

(場面2)
「花道から外れたラフで、グリーンまでバンカー越えでピン位置は手前。バンカーを越えるには20ヤードは必要で、さらにバンカーを越えてからグリーンエッジまで少し距離があり、グリーンに乗せるには30ヤードは必要な、距離感が難しい状況」

……これは場面1よりも難度が高く、上げていかなければならない状況です。

とはいえ、とにかくバンカーを越えさえすれば良いのですから、無理に高度な上げるショットは不要です。

AWで20〜25ヤードをキャリーできるようなショットでワンクッションで攻めていきます。

場面1のワンクッションと基本的には同じアプローチが最もリスクが少ないでしょう!

(場面3)
「ボールは砲台グリーンの手前15ヤード、手前は坂がやや急で、短ければ落ちてきてしまう。とにかく、グリーンに乗せたいがピンは真ん中で、奥へ上っている。できればピンよりも手前につけたい」

……この状況では、本来は上げてスピンを効かせるアプローチがベストでしょうが、最悪はショートして坂を戻ってきてしまうことですね。

とにかくまずはグリーンに乗せることを考えれば、坂の途中にワンクッションでぶつけて、そのまま上げるというショットがリスクが少ないと考えます。

これも、AWなどで少し強めに打つことです。少々、オーバーすることは許容範囲としましょう!

距離感を磨く練習とは……

これは、地道な練習しかないのですが、私も辛抱強く距離感を養うために、この距離に重点を置いて練習をやっています。

たまたま、私が利用する練習場は距離が短く、奥行きは30ヤード程度しかありません。その手前は、人工芝が敷き詰められています。

そのため、15ヤード、20ヤード、30ヤードの距離にボールを落とす練習を繰り返して、身体に距離感を覚えさせることを目指しています。

しかし、これは5〜10球程度の練習では無理です。

私は、1回の練習200球の半分程度をこの練習に費やしています。

決めた距離を順に繰り返し練習して行きます。そのためにクラブを2本(私の場合、52度と58度のウェッジ)用意します。

52度と58度を持ち、それぞれの距離を打ち分けて、クラブを変えてまたそれぞれの距離を打っていきます。

極めて単調な練習ですが、この繰り返しが、必ず自分のモノになるという信念を持つことが必要です!

少し練習して上達するような甘い距離ではないのです。

さあ、皆さんもこの中途半端な難しい距離を練習して、ダボを叩かないように最低でもボギーで収められるようにしましょう!