ゴルフスイング
PAR RUSH 01
バンカーショットは足場と下半身で決まる!“上達シリーズ第17回”
皆さん、バンカーから一発で出ていますか?
アマチュアが苦手なショットの一つにバンカーショットがあると思います。
バンカーショットの極意などについては、Gridgeのライターが多くの記事を書いています。それぞれに技術的なことで、とても参考になると思います。
さて、私は足場の作り方と下半身について実践していることをご紹介しましょう!
目次
バンカーショットには大きく2種類あります
バンカーショットの基本は二つあります。
クロスバンカー(フェアウェイの脇などにあるバンカー)からのショットと、グリーン周りのガードバンカーからのショットに大別されます。
この2種類のバンカーショットはまったくショットの種類が異なります。
極端に言うと、クロスバンカーからのバンカーショットはダフらないようにクリーンに打つことが求められるのに対して、グリーン周りのガードバンカーからのバンカーショットはダフらせるように打つことが求められます!
従って、同じように砂の上からのバンカーショットでも、違う種類のバンカーショットなんだということを頭に入れましょう!
同じように打とうとすると失敗しますよ。
今回のバンカーショットの極意は、スイングではなく足場の作り方と下半身の動きについて解説します
まずは、クロスバンカーのショットにおける下半身の動きについてです。
クロスバンカーからのショットはできる限りクリーンに、トップしても良いぐらいのつもりで打つことが求められます。
これは、このクロスバンカーからのショットではグリーンを狙ったり、ある程度距離を稼がないといけないからです。
普通のグリーン周りのバンカーショットのように出すだけではなく、飛ばすことを考えなければなりません。
ボールのみをクリーンに打つために、私が実践していることは次の3点です。
その1:「砂を打たないようにボールだけをクリーンに打つ足場を作る」
具体的には、ゴルフシューズのかかとのみを砂の中に埋めるようにして、先端は埋めずに砂の上に置くようにします。
その2:「アドレスでは重心を下げずにできるだけすーっと立つ感じで絶対にダフらないアドレスを作る」
その3:「スイング中にアドレスで作った下半身をできるだけ動かさず両膝が伸びないように、やや上半身でコンパクトなスイングを心がける」
これで、普通のフェアウェイやラフのように打つことができます。
ただし、バンカーのアゴの高さに注意することは当たり前で、アゴを越える高さのボールを打てるクラブを持ちましょう!
次に、グリーン回りのガードバンカーからのショットの足場と下半身について
一方、グリーン周りのガードバンカーでは、ボールを飛ばさないようにするために砂と一緒にボールを飛ばしましょう!
砂と一緒にボールを飛ばすということは、ダフるショットが求められるということです。
そのためには、アドレスであらかじめダフらせるように構えることが必要です。
ガードバンカーでのバンカーショットで、私が実践していることは次の3点です。
その1:「左足を開いてボールは左足かかと線上にセットする。そして両足のゴルフシューズの底が砂に埋まるようにする」
その2:「重心を低くどっしりと構える。この時もスイングで、あまり下半身が横に動かないように注意する」
その3:「これでカットにダフる構えができたので、あとは自信を持ってボールの手前にヘッドを入れて砂を飛ばすようにスイング(結果として砂とボールが飛ぶ)する」
特にガードバンカーからのバンカーショットは思い切りが大切です。
いかがでしたか! バンカーショットは深いラフのショットよりもやさしいのです!
求められるバンカーショットの理屈をきちんと理解して、思い切りさえあればバンカーショットは難しくありません。
まずはアドレス(特に足場固めと下半身の動きをきちんとすること)でナイスショットを打てる形を作りましょう!
いざ、皆さんも「バンカー王」を目指して、サンドセーブ率を高めていきましょう!
※今回ご紹介したのは、ライが良くて、足場もしっかりしている場合のもので、目玉や、足場が不安定な場合などは特殊な打ち方が求められます。