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50ヤードアプローチはこう打つ!シーン別の基本を知ろう

アプローチを制するものはゴルフを制する。

そういっても過言ではないくらい、アプローチの技術はスコアメイクに大きく影響するものです。

この記事では、50ヤードアプローチについて、2つのシーン別に基本的なポイントを解説していきます。

また50ヤードのアプローチを打つときの練習方法や考え方も合わせて見ていきましょう。

シーン別50ヤードアプローチ1-1:オーバーしたくない場面

【グリーンエッジまで25ヤード。エッジからピンまで25ヤードという場面】

オーバーしたくないという想いが生まれてスイングに緩みが生じ、長めのパットが残りやすいシーン。

このような場合は、グリーンを上手く利用するのが基本です。アプローチウェッジ(AW)で低く打ち出し、ピッチ&ランで攻めましょう。

キャリーとランの比率はおおよそ3対2程度です。

グリーンエッジのすぐ先を狙えば、グリーンオーバーのリスクなくピンに寄せることができるでしょう。

シーン別50ヤードアプローチ1-2:ポイント

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前項のようなAWで転がして寄せるケースの基本ポイントは3つ

▽左手甲をボールに当てるイメージ

アドレスの際の左手首を固めてノーコックでバックスイングし、左手甲をボールにぶつけるイメージで降り下ろします。

▽インパクト後の右膝を意識

左足体重のまま、インパクト後には右膝を左膝に近づける形でフォローを出します。

▽手打ち厳禁

以下のような状況は手打ちになりやすいので注意が必要です。

・胸のターンがなく左脇が空く
・手だけで当てにいき、フェースが返る
・コックの使い過ぎ

シーン別50ヤードアプローチ2:障害がある場面

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【グリーン前にバンカーがある場面】

このようなシーンでは、サンドウェッジ(SW)で軽く振り、距離を合わせていくのが基本の打ち方です。

しかし、手前のバンカーの存在によって“バンカーに入れたくない”、“上げたい”という心理が働き、ミスが起こりやすいのもこのケースです。

このようなミスを起こしやすい方の傾向として

・広めのスタンス
・右足寄り過ぎるボール位置

という特徴がよく見られます。

ザックリやトップのミスを防ぐには、フェースを少し開いて構えその分体を左に向けます。

ボールは中央に置いて、スタンス幅は狭めにしましょう。

シーン別50ヤードアプローチ3:その他の基本ポイント

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その他の50ヤードアプローチのポイントは以下の通りです。

▽両腕とシャフトはYの字に

大文字の“Y”の字を意識すると、多少ダフり気味でもソールが滑り、無難にミートできます。

少しオープン気味だとより振り抜きやすくなります。

▽グリップエンドは動かさずヘッドを意識

50ヤードくらいの距離の場合、自分の中の距離感覚も大切です。

手元はあまり動かさずにヘッドを意識し、腕や肩の力を抜いて振っていくことで、ミート率が向上し、想像通りの距離感で打ちやすくなります。

▽手元は小さくヘッドは大きく振る

手元よりもヘッドを大きく動かすことを意識すると、“ボールを放るように打つ”感覚が養われ、距離感が出しやすくなります。

コックを多少使うことでヘッドが大きく動きやすくなります。

50ヤードを打ち分けろ:クラブ選びと振り幅の関係性

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50ヤードという短いアプローチですが、クラブによって振り幅は変わってきます。

50ヤードを安定して打つために、クラブと振り幅を理解すればもっとゴルフがシンプルになります。

このクラブでこの振り幅ならば50ヤード飛ぶ、と自分の中でシステムを構築してしまうのが50ヤードの距離を制する近道です。

▽56度~58度のウェッジ:振り幅は9時から3時

56度や58度のウェッジでは振り幅を9時から3時で50ヤードの飛距離が出せます。

当然人によって違うのですが、腕の振り幅とボールの飛距離の相関関係を自分なりに作ってみましょう。

56度や58度のウェッジで50ヤードを狙う場合、ランはほとんど考えません。高さが出て、ボールによってはスピンで戻るケースもありますので、キャリーできっちり50ヤードを目安にしましょう。

▽PW(ピッチングウェッジ):振り幅は8時から4時

PW(ピッチングウェッジ)の一般的なロフト角は45度前後が主流。

56度などのウェッジに比べ、当然ながらボールが低くなりランが出るのが特徴です。

ピンを狙って50ヤードを運ぶのではなく、グリーン手前のエッジに落として、転がして寄せていくようなイメージになります。

普段サンドウェッジやアプローチウェッジばかり使っている人は、フェースでしっかりと弾き、そしてボールが低く強く飛び出していく感覚に驚くかもしれません。

▽もっとロフトの立ったアイアンで転がしてみる?

50ヤードのアプローチを成功させるために、もっとロフトの立ったアイアンで転がして狙ってみても構いません。

PWよりもロフトが立ったアイアンでは、振り幅や力加減が微妙になります。そのため振り幅で管理するのは非常に難しく、手前の花道に当ててから転がしてグリーンオンを狙います。

この時は振り幅よりもフィーリングが大切になりますので、傾斜や当てる場所、芝の強さなど様々な状況を計算しなければなりません。

50ヤードのアプローチは“へそ”をボールに向けて打て

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50ヤードのアプローチを打つとき、インパクトでへそがボールに向いていなければなりません。

アドレスでフェース面をセットしてアプローチをしているはずなので、へそがボールに向いていないとフェース面がずれてしまいます。

ヘッドの位置とへその向きを意識してボールにコンタクトさせるように意識してみましょう。

これで方向性と、ボールの強さが一定になってきますので距離感も安定してきます。

50ヤードを打ち分けろ:リストを効かせず固定して打つと距離感が出しやすい

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50ヤードのアプローチをする時にもうひとつ注意したいのが、リストを使わないように意識することです。

リストを使ってしまうと、インパクトの強さにバラつきが出やすくなってしまいます。

ある程度手首を固めて、体のターンで打つように心がけてみてください。

ボールを思い切り高く打ち上げるフリップショットと呼ばれる打ち方では、リストを強く効かせます。

しかし50ヤードを安定して乗せるのならば手首を固定して、体のターンでスイングすると、より50ヤードの距離感がつかみやすくなります。

50ヤードを打ち分けるにはイメージも大切!アプローチ動画

50ヤードをしっかりと打ち分けるためには、やはりイメージも大切になります。

振り幅と目で見た距離感、スイングの強さや手の感触など、すべての感覚を総動員していきます。

そこである程度感覚をつかむために、50ヤードを打つ動画を見るのをおすすめします。

スイングの大きさはどれくらいかな?

インパクトの力感はどれくらいかな?

と想像しながら動画を見ていると、練習や実戦でもボールの強さや高さ、距離がイメージしやすくなります。

50ヤードアプローチといっても状況は様々

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50ヤードのアプローチが残る場面って、きっとパー4のセカンドショットやパー5のサードショットが多いんじゃないでしょうか。

そんなとき、周囲のハザードの状況や傾斜、ショットのライなど1打として同じ状況はないでしょう。50ヤードと言っても1つの方法ですべてが上手くいくわけではないのです。

シチュエーションに合わせて50ヤードのショットをどう打つのか、戦略を立てられるようになればラウンドがもっと楽しくなりますよ。