ゴルフスイング
Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ
飛距離アップの方法はヘッドスピードアップだけではない!
ヘッドスピードを上げるばかりが、距離を伸ばすための最も速くて効果的な方法とは限りません。
たとえば、現在ドライバーで20ヤード程度スライスしてしまう場合、クラブヘッドの速度を上げてもスライスが増えるだけです。
そこで今回は、ヘッドスピードアップの前に、改善すべき3つの要素をご紹介し、最後にお手軽ヘッドスピードアップのトレーニングドリルをご紹介します!
改善すべき3つの要素~芯で打つ
ドライバーを安定して芯で打つことは非常に難しく、目を背けがちな項目ですが、何よりもまず改善すべき点です。
中心から1インチ外れたヒットは、距離を約12%損失すると言われています。
つまり、実測で200ヤードしか飛んでいない人も、芯で打つことができれば220ヤード以上飛ばせるようになるという計算です。
芯で打てない原因は、スイング自体の問題であったり、クラブ(特にシャフト)とのミスマッチによって引き起こされると考えられます。
そこでまずは、自分のミスショットの傾向を分析しましょう。
自分でできるお手軽な方法は、クラブフェースに
1.ショットマークエアゾールを吹いて確認する
2.感圧紙シートを貼って確認する
3.養生テープを貼って確認する
です。
私自身はスピン量に与える影響が少ない「1.ショットマークエアゾールスプレー」を使用しています。
使用後にふき取らなければなりませんが、濡れ拭きすれば簡単にきれいになりますし、感圧紙シートを剥がすよりもずっと楽です。
また養生テープを貼ることで、お手軽に打点を確認することもできます。
この時、打点が大きくばらつくのか、芯以外にまとまるのかで対策が変わってきますが、打点自体がバラついている場合は、まずはスイングの見直しが必要です。
一方、芯以外の場所に打点がまとまっている人は、スイングによるブレではなくクラブ(主にシャフト)とのミスマッチによって起こっていると考えられます。
クラブやシャフトとのミスマッチが疑われる場合は、フィッティングなどで適正なクラブを作ることが必要になってきます。
「いやいや、フィッティングなんてまだ早いよ」と考える人も多いと思いますが、ゴルフが上達していく中で、見かけ上のスイングは変化があったとしても、シャフトにかかる負荷のパターンは大きく変わらないと言われています。
早いうちから自分にあったクラブを手に入れることが、上達を早めるコツです。
改善すべき3つの要素~アタックアングルの確認
若手No.1のジャスティン・トーマスは、ドライバーの打ち上げ角度が最も高く、打球時の平均打ち上げ角度は14.11度です(2020年3月時点)。
トーマスが9.5度のドライバーを使用していることを考えると、インパクトロフトはおよそ5度に達していることを意味します。
アタックアングルを自分で確認することは難しいのですが、バックスピン量が多いと感じている人はフィッティングを受けるなど、高性能な弾道測定の機器を使用して自分のスイングを確認してください。
改善すべき3つの要素~フェースアングルの確認
スクエアなクラブフェースでボールにインパクトを与えることも非常に重要です。
インパクトで開いたクラブフェースは、アマチュアゴルファーが苦しむ最も一般的な問題であるスライスにつながります。
どうしてもスライスが止まらない人は、グリップの確認から始めましょう。
多くのアマチュアゴルファーにとって、ストロンググリップは、クラブフェースの適切なリリースを促進し、距離を伸ばすのに役立ちます。
ストロンググリップのポイントとしては、
1.左手:アドレス時に2~3個のナックルが見えることを確認します。
2.右手:親指と人差し指で作成された線が右肩を指すようにしながら、2つのナックルが見えるようにする必要があります。
です。
グリップの変更は違和感を覚えると思いますが、スライスを撲滅するのに非常に効果的な場合があります。
ヘッドスピードアップ簡単ドリル
世界のトップゴルファーの飛距離は、重い物体と軽い物体の両方を高速で動かすことによって特別に訓練された単収縮筋線維によって生み出されます。
我々アマチュアゴルファーがタフなトレーニングを続けることは難しいので、最後に、ヘッドスピードアップの簡単ドリルを紹介します。
クラブヘッドの速度アップの訓練をし、ドライバーの距離を伸ばすために実行できる最良のエクササイズの1つは、重量のあるクラブと軽量のクラブの両方を組み合わせてスイングすることです。
その方法は、
1.アライメントスティックをクラブのように持ち、いつも通りにスタンスを取ってからいつものスイングより5倍速く振ります。
2.これらのスイングを完了したら、アイアンの1つをつかみ、通常のスタンスでさらに5回スイングします。
3.インパクトエリアでクラブを加速しする風切り音を聞くことに焦点を合わせながら、このドリルを両側(右利きおよび左利き)で合計3回繰り返します。
アライメントスティックを振ることは、体の速い単収縮筋線維を訓練する強力な運動です。
潜在能力を開放し、飛距離アップを目指しましょう!
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