ゴルフスイング
石塚かれん
Look for Golf〜身長が違う人が同じクラブを使うと?(その2)~
今は、いろんな情報が簡単に手に入る時代になりました。
文を読んだり、動画見たり。調べたいことを箇条書きにして検索ボタンを押すだけ。すごく便利になりましたよね。
すごく便利になった一方、その多くの情報の中での選別、取捨選択が重要になってきたと感じています。
では、ゴルフに置き換えるとどうでしょうか? ショットの悩み、アプローチの悩み、パターの悩み。
見るものによって言ってることが違う! とお悩みの方に、伝えている側の意図やその本質を見抜くために、少しでもヒントになれば良いと思います。
左を向いてます
前回お話しした、身長が160センチの人がクラブを持つと、写真のようになりますね。
これが「アップライト」、傾斜でいうと前足上がりの状態で球を打っていることと同じような状況になります。
向いている方向が分かりやすいように、フェース面に矢印を取り付けてみました。
どうですか? 始めの画像と比べるとフェースの向きが左を向いてしまっています。
傾斜によって作られることもありますが、これが平らな練習場で、アドレスの時点で作られてしまっていたとしたら、どうでしょうか。
フェースが左を向いている、ということはある意味球がつかまりやすい状態になっています。
アマチュアの方はスライスで悩んでいる方が多いです。
球をつかまえるために、と考え試行錯誤する中で、今度はチーピンが止まらない! なんて経験はありませんか?
知らず知らずのうちに、フェース面を左に向けているかもしれませんね!
反対は、右を向いてます
こちらの写真の状態は、前回のお話しでいうと180センチの人の状態になります。先ほどとは反対で、今度は右を向いています。
ここまでの話からすると、何が正しいの? と思ってしまうかもしれません。
私は、すべて正しいと思います。打ちたい球、それに伴ったスイングができていれば良いんです。
あの人はこうだから、あの人はこう構えていて上手いから、なんて言い始めたらキリがありません。ゴルフは十人十色ですからね。
フェース面のまとめ
ここまでお話しすると、「またアレだろうな」と思う方がいたとしたら「いつも見ていただきありがとうございます!」とお伝えしたいです(笑)。
ゴルフスイングの基盤であるアドレスや、主役のクラブ、何を取るにしても「自分の理想のゴルフ」ありきだと思うんですよね。
二兎を追うもの一兎も得ず、ということわざがありますよね。
私自身捻くれ者ですので、二兎を追ってもいいと思うんです。一兎得てからもう一兎追えばいいじゃないですか。
難しそうに見えますが、多少のスリルやリスクがあるからこそ、挑戦しがいがあると思いませんか?