Gride

gettyimages/485034282
getty

プロゴルファー

タイガー

ボール、クラブ、グリップ……ブライソン・デシャンボーのこだわり

タイガーです。

みなさんはブライソン・デシャンボーという選手を知っていますか?

「ゴルフの科学者」の異名を持つ選手です。

彼がなぜそう呼ばれているのかその理由を紹介します。

ボールへのこだわり

getty

まずデシャンボーの強いこだわりとして驚くのがボール選びです。

多くのプロたちは打った感覚を大事にしています。

デシャンボーも感覚を大事にしていますが、それよりも均一性を重視しています。

その方法はとてもユニークです。

まずゴルフボールを塩水に浮かべます。

そしてそのボールたちを回転させるのです。

デシャンボー曰く、重心が真ん中よりずれているボールは早く回転が止まってしまうそうです。

そうして選ばれたボールが「ブリヂストンゴルフ TOUR B 330S」でした。

デシャンボーはブリヂストンの品質管理を絶賛しています。

そのため現在のツアーでもその後継機種のボールを使用しています。

ワンレングスアイアンという均一性に加えてボールにも均一性を求めるのは納得です。

極太グリップ

getty

デシャンボーのクラブのグリップはどれも驚くほど太いんです。

重さでいえば通常のグリップの2倍以上の重さらしいので、相当重いと思われます。

なぜこのようなグリップを利用しているかというと、デシャンボーがコックを使わないスイングをしているからです。

デシャンボーはハンドアップに構えることで腕からアイアンを一直線にしています。

コックを使うと一直線になっている構えが崩れてしまいます。

太く重たいグリップを使うことでコックを防いでいます。

日本の女子でも笠りつ子選手がコックを使わないスイングで有名ですね。

腕とアイアンが真っ直ぐ一直線、ある意味シンプルで分かりやすく、これも均一性に則ったものだと言えます。

パターへのこだわり

getty

通常パターはアイアンやドライバーを打つ時のように体が横向きになります。

しかしデシャンボーはカップに対して正面を向いて構えます。

いわゆるサイドサドルという打ち方です。

これなら常に目標を向いていますし、両目で同じ距離を見ることができるので距離感もつかみやすいですね。

ちなみにサイドサドルという打ち方は禁止されていませんが、デシャンボーが使用していたパターは禁止されてしまいました。

現在は横向きに構えて打つ、よく見る打ち方をしています。

デシャンボーのこだわりはすごいですね。

しかもどれも理にかなっているからこそ、すごさが増しているような気がします。