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レッスンプロ・クラフトマン 河野

クラチャンのお客様が日本シニアに出場するまで~その4~

私がコーチをさせていただいているお客様の中で一番上手い方のお話です。

私の店「ビッグキャリーゴルフショップ」に初めてご来店いただいてから、目標である「日本シニア」 に出場するまでの事を簡単に書かせていただきました。

パッティングのラインが雨といに見える

getty

私が、パッティングで悩んでいる頃の事ですが。

k〇様「河野さんは、パッティングのラインはどんな風に見えるの?」

私「はっきりした物は見えませんが、一本のぼんやりした線ですね」

k〇様「俺は、カップにつながるラインが“雨とい※”に見えるから、ボールをその雨といにポンと入れればカップに入る感じだよ。肝心なのはカップに届く距離感かな」

※雨とい……家屋の屋根の端などに設置されている、特に雨水などの液体を運ぶのに用いる半円状のパイプのこと

私は、カップまで続く雨といを想像して、「なるほどな、それであんなに良く入るのか」と納得してしまいましたが、未だに雨といは見えません。

今は、パッティングの技術も確立できて仲間内でも上手い部類に入りますが、せいぜい見えてボールの太さのラインです。

昔のゴルフ仲間とラウンド

k〇様は、スイングをコンパクトにしてから効率の良い動きになりましたので飛距離が伸びました。

その頃昔のライバル達とゴルフをする機会があり後日そのお話を聞かせてもらいました。

k〇様「俺は、愕(がく)然としたよ」

私「どうしたんですか?」

k〇様「y男があんなクセのあるスイングだったなんて思いもしなかったよ。全然飛ばないし、一緒にやっている時は上手い奴だと思っていたが、正直あれで良くやっているよ」

私「ご自分のスイング動画を見続けて来たから、良い悪いが良く分かるようになったんですよ」

k〇様「それに他の連中のスイングも効率良く振れてないな」

私「良かったですね、スイング変換して」

k〇様 「そうだな、大変だったけどな」

コンパクトスイングにしてトップが安定した事により、ヘッドコントロールが良くなり、ピンを指すショットが多くなりました。

この頃は無類の強さで、3コースの共通会員権と、別の1コースの計4コースに通っていたのですが、10年間、毎年どこかしらのクラブチャンピオンを獲っていました。

念願の日本シニアに2年連続出場

それまでも強かったのですが、ライン出しのショットに磨きが掛かり、倶楽部対抗のメダリストにもなりました。

倶楽部対抗のメダリストは、とてもステータスな事です。

55歳になりその年の日本シニアに見事出場し、翌年も連続して出場しました。

k〇様「日本シニアと言う大会は、日本で行われるプロも含めたすべての試合で、一番良い試合だよ。会場自体が静かで、55歳以上の、人生を成功させた人々の静かな戦いだから、静かさの中にも重厚感がある最高の場所だよ」

私「良かったですね」


レッスンプロ・クラフトマンの河野