ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフマン【第31話】練習しましたから!
木曜日のお楽しみ、ゴルフマンの31話です!
練習することは良いことですが・・・。
【第31話】練習しましたから!
リフティング、得意な人いますよね。
とにかくちょっと前が詰まって時間が空くと暇つぶしにコンコンとやってる。
僕はあまりリフティングができないので、上手いもんだな〜と思いながら見ていますが、特にうらやましくはないっす。
たまに「リフティングが上手くなるとアプローチも上手くなる」なんてことを言う人がいますが、まったくおかしな話です。
たしかにリフティングが上手いということはクラブの操作やフェース面の管理なんかは上手いってことなんでしょうが、それがアプローチが上手いってことにつながるわけじゃない。
実際に僕の知り合いでリフティングかなり上手いけど、アプローチ酷い人いるしね。
逆を言えば、僕はリフティング苦手だけどアプローチ得意です。
ジュニアからゴルフやってるような人たちは、やっぱ遊びでリフティング競争とかやったりするから上手いし、当然アプローチだって上手いわけですよ。
一度知り合いのプロに「リフティング上手い人はアプローチ上手い論」を話したところ、ズバッと「リフティング練習する暇があったらアプローチ練習したほうが上手くなる!」って言われました。
ま、当たり前ですが(笑)。
でもね、やっぱりリフティングが上手くできるとなんかゴルフも上手そうだし、ちょっとカッコ良く見える。
特に初心者の時って上級者の仕草や、なにげなくやることが妙にカッコ良く見えたりして憧れちゃったりするもんです。
リフティングとまで行かなくても、芝の上のボールをウェッジでクルッと上手に拾ったり、パットでOKもらった時にピンタイプのパターのキャビティ部分でスッと拾ったりしてるのを見ると「え、そんなことできるの?」ってビビったりして。
んで、真似しようとしてボールが飛んで行っちゃったり(笑)。
ティアップしたボールをドライバーのソールでポンと叩いて少し低くしたりとかってのもなんか上級者っぽいんだけど、真似すると確実にボールがティから落ちて、それを拾ってる姿がカッコ悪い・・・。
ホールアウトした時にグリーン脇に置かれたウェッジなんかのネックのあたりをパターでヒョイッと引っ掛けて拾ったりなんてのは初心者でも真似しやすいよね。
今から思うとどれもそんなにカッコイイわけじゃないんだけどね〜。
でもまあそこそこゴルフ歴の長くなったゴルファーは、初心者に憧れられるようなゴルファーにならなきゃイカンのじゃないかと思うわけです。
せめて仕草だけでもね(笑)。