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野村タケオ

ゴルフマン【第8話】社長の始球式

水曜日のお楽しみ!ゴルフマンの第8話です!

始球式って緊張しますよね〜。

【第8話】社長の始球式

コンペといえば始球式!と言いたいところですが、最近はあまり始球式をやるコンペを見なくなりました。

若いゴルファーなんかは見たことがない人も多いかもしれませんな〜。

ボクが若い頃の始球式といえば打ったらスモークが出るボールでやるのが普通でした。

しかしスモークは芝に悪い影響が出るとかなんとかで、最近の始球式のボールはカラフルな細いテープがピロピロ~って出るやつになりました。

くす玉が飛んでいくみたいな感じのやつね(割れないけど)。

始球式を誰がやるかってってのはなかなか難しい問題で、会社のコンペなんかだとやっぱ社長や部長など偉い人がやる事が多いのかな?

もしくは偉い人が「○○君、今度のコンペの始球式はキミに任せたよ!」みたいな感じになって、命じられた部下は始球式のために練習に行ったりしてね。

で、当日は大勢の人に見られてガチガチになりながら始球式をするのですが、練習の成果か、なかなかのナイスショットで拍手喝采。

しかし始球式の成功でホッとして気が緩んでしまい、ラウンドはメロメロになっちゃうってのはよくあることです。

結局、終わってみたら始球式のショットが一番いいショットだったりしてね。

始球式ってのは盛り上がれば良いわけですから、ナイスショットもいいですが、大ダフリして笑いを誘うくらいがちょうどいいのかもしれませんな。

どっちにしろコンペ前の空気がグッと良くなるのは間違いないので、これからコンペをやる人にはぜひ始球式をオススメしたいですね。


このマンガの始球式では社長が練習器具を持ってくるというボケをかますわけですが、この「メディカス」という練習器具、昔は深夜の通販番組とかでよく見かけたりして、なかなかゴルフ練習器具界ではメジャーなものでした(これも今の若い人は知らないのかな〜?)。

実はこれ、ボクも持ってた時期があって、練習場でも使ったことがあるんです。

でもね、このメディカスに限らず、練習器具を練習場で使うってのはけっこう勇気がいるんですよ。

なんか周りのゴルファーに「お、あの練習器具使ってるな。効果あるのか〜?」なんて目で見られてるような感じがしてね。

特にこの「メディカス」ってやつは、良いスイングをすればそのままボールを打つことができるんですが、悪いスイングをしようもんならマンガのようにポキって折れちゃう。

これがけっこう恥ずかしいのよ。

当時のボクはまだまだスイングが悪かったので、何度もポキポキポキポキ・・・あまりに恥ずかしいので使うのをすぐにやめちゃいました。

なかなかのロングセラー練習器具ですから、ちゃんと使ってたらけっこう効果はあったんだろうけどね。

ゴルフの上達には根気と勇気が必要なようですな。

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