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もう羊は数えない!「ゴルフ前夜に眠れない」を解決する連想睡眠法を紹介!
明日のゴルフが楽しみなあまり、寝られないことは多々あります。
そんな時でも10分以内に寝付くことができる方法があります。
子供が次の日の遠足が楽しみ過ぎて寝られないのと同じ状態です。ゴルフ前夜のワクワク以外にも応用することが可能です。
羊を数えるのは英語圏の自己暗示
眠れない時に実践する方法として有名なのが、羊を数える方法です。
みなさん経験の上だと思いますが、この羊を数える方法を僕ら日本人が実践しても効果は皆無です。
この羊を数える方法は英語圏の国で用いられている方法です。
羊は英語でsheep(シープ)、寝るは英語でsleep(スリープ)とよく似ています。
英語で羊を意味する「シープ」をたくさん唱えることで、脳が錯覚して自己暗示的な効果を発揮し、寝付くことができるという訳です。
日本語の場合、“羊”と”寝る”の発音にまったく関連性がないので、羊を数えることによる入眠効果はほぼ皆無と言えます。
寝られない原因は思考の連鎖
ゴルフ前夜にワクワクして寝られなかったり、大事な試合の前日に寝つきが悪くなったりする原因は一体何でしょうか?
答えは“思考の連鎖”です。
明日のゴルフが楽しみ過ぎて、朝イチのティーショットは上手くいくだろうか? 何を意識してスイングしようか? ティーグランドのどの位置に立とうか? などという考えが始まります。
そうすると、じゃあティーショット後のセカンドショットはどうしよう? 明日のスコアはいくつでホールアウトできるだろうか? という思考の連鎖が始まります。
これはゴルフに限らず、布団の中で仕事のことなどに思考を巡らせた場合も同じです。
明日の朝礼は部下にどんな話をしようか? 部下たちはどんな反応をするだろうか? その反応に対しどんな言葉を投げかけようか? これも思考の連鎖です。
思考の連鎖のややこしいところは、よほど疲れている時以外、無意識に始まってしまうということです。
思考の連鎖が始まるといろいろと考え込んでしまい、交感神経が優位に働き、逆に目が冴えてしまいます。
すぐに寝付くには思考の連鎖を止めることが鍵となります。思考の連鎖を止める方法を以下で紹介します。
思考の連鎖を止める方法
思考の連鎖を止める方法はいたって簡単です。
道具などは何も必要ありません。布団の中に入って実践するだけです。
この方法を実践するだけでいとも簡単に入眠することができます。
※ただし、入眠の速さと睡眠は別問題です。入眠が早くても睡眠の質を向上させなければ慢性的な睡眠不足となってしまうので注意してください。
◆連想睡眠法(実践編)
これは2017年にアメリカの論文で発表された方法です。この方法を実践すれば布団の中で無意識に始まる思考の連鎖を止めることができます。
連想睡眠法は実に簡単な方法です。
1.好きな英単語を1つ挙げる。今回は『GOLF』にしてみましょう。
2.『GOLF』の“G”から始まる固有名詞の単語とその固有名詞の絵を思い浮かべる。
Gorilla→ゴリラの絵を浮かべる
3.“Gorilla”以外に“G”から始まる単語を思い浮かべ、出し尽くす。
Grandpa→おじいちゃんの絵を思い浮かべる
Green→緑の絵を思い浮かべる
……
4.“G”から始まる単語を出し尽くしたら、次は“O”から始まる単語で同じことを繰り返す。
⑤“O”が終わったら、“L”。“L”が終わったら“F”、というように続けていきます。
連想する単語のポイントはできるだけ関係ない単語を選ぶことです。
上記の方法を実践することで、思考の連鎖を止めることができます。
ほぼ100%の確率で1文字目か2文字目の途中で寝てしまいます。3文字目まで行ければかなりの強者です。
5文字以上行っても眠れない方は、別の原因があるので睡眠外来などを受診してください。
脳をだますことが重要
人間には、様々なことを『賢く分析しておかなければならない』という思考が無意識に働いています。
これが、一度考え出すと思考の連鎖が止まらずに気持ちが高ぶって眠れなくなってしまう原因です。
上記で紹介した“連想睡眠法”を使うと、脳が分析しようとするのを強制的に止めることができます。
まったく関係のないことを強制的に考えさせられると『脳を休めなければいけない』というスイッチが入り、脳が寝てしまおうという判断をすることで入眠することができます。
この方法は旅行の前日、デートの前日、大事な仕事の前日など、どんな場面でも使うことができます。
とても簡単な方法なのでぜひ実践してみてください!