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ゴルフコース・練習場

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ラウンドで活かせる 練習場での練習方法

ラウンド中、「練習場だとこんなミスしないのになー……」と思うことはありませんか?

もちろん、環境の差も理由の1つとしてありますが、「実は練習場でもやれていない」ということが起きているかもしれません。

今回は普段の練習場でこそ試してもらいたい練習方法をいくつかご紹介します。

それ、本当に「ナイスショット」ですか?

練習場の人工芝マットは、ナイスショットしやすい環境にあります。

特にダフリのミスに寛容です。

特にアイアンの場合は多少ダフっても、クラブのソールがマットの上を滑ってナイスショットしたように見せてくれます。

その時に出るナイスショット風の弾道は自分の実力ではなく、練習場のマットという環境から起こるものです。

実際のラウンドだと、どうなるでしょうか?

恐らくリーディングエッジが芝生をえぐって、アイアンの勢いは消されます。

そしてボールともきちんとコンタクト出来ずに、目標よりも大きくショートしてしまうでしょう。

クラブと先にコンタクトするのはボールで、その後に地面に接するのが正しいアイアンの打ち方(ダウンブロー)です。

まずは音に集中してください!

クラブとボールが触れる「カン」という乾いた音が鳴った直後に、「シュッ」という人工芝が擦れる音が聞こえてくるのが正しく打てた時です。

この順番が逆になる時や、マットのさらに下にあるアスファルトにまで到達するような「ドン」という衝撃音はナイスショットで起きる音ではありません。

効果的な練習方法 その①

1つ目は、低くティアップして打つことです。

低くティアップされたボールとクリアにコンタクトするのが大切です。

普段からダフリ気味の人は、ゴムのティも一緒に打って、「ベチン」という嫌な音と嫌な感触が手に残ります。

つまり、ちゃんとボールとコンタクト出来ていない何よりの証拠です。

ボールだけをクリーンに打てれば、それだけスイングが安定して綺麗にボールとコンタクト出来るようになった証拠ですし、パー3ホールのティショットの練習にもなるので、一石二鳥の練習方法です。

効果的な練習方法 その②

2つ目は、置いたボールの左右5センチくらいのところに印を貼って打つことです。

印はガムテープでもビニールテープでもなんでも大丈夫です。

基本的には、クラブが先にボールとコンタクトした後、地面と接する訳ですから、ボールの先にあるテープだけが剥がれて、ボール手前に貼ってあったテープは剥がれないはずです。

やってみると分かると思いますが、意外と手前側のテープが剥がれて、アイアンに貼り着いています。

スイング中、ボールに当てることに意識が集中してしまう人は視覚的にもテープが邪魔になってしまうので、普段からフィニッシュまでスイングすることを心がけましょう!

効果的な練習方法 その③

3つ目は、ボールをマットの一番右側に置いて打つことです。

スタンスが右足は完全に打席から出てしまいますし、やる時は注意が必要です。

そして、テクニック的に非常に難しいのもありますが、実際に構えてみると非常に怖いです。

なんたって、ボールの右側はアスファルトですから。

手前のアスファルトを打ってしまうんじゃないかという恐怖、人工芝の厚さ数ミリの壁にアイアンを当ててしまうんじゃないかという恐怖と戦うことになります。

が、ここまでシビアな環境で普段から練習していれば、ラウンドでミスなんかしないって思えるように自信が付いているはずですよ。

ラウンドで役に立つのかどうかが大事です!

気持ち良く、良い打球を打って自信を深めるのも大切です。

しかし、それが実際のラウンドに役立たないのであれば意味ある練習とは言えません。

是非、普段のラウンドを想定した練習を普段からするように心がけてください。