ゴルフコース・練習場
アビ
なんのために練習していますか??
皆さんは何のためにゴルフ練習場に行きますか?
気分転換のため、練習していないと不安だから、明日のコンペのため、・・・などなど、人によって答えは様々だと思いますが、究極的な答えは「ラウンドで良いスコアを出すため」ではないでしょうか?
練習場で練習している人を見ていると、残念ながらそうでない人も見かけます。
『練習場シングル』という、決して有り難くない言葉を掛けられないように、普段の練習を心掛けたいものです。
目次
あなたがやっているその練習は、ラウンドで役立っていますか?
週に何回、月に何回練習場に行けるのかは人それぞれですが、いずれにせよ、貴重なお金と時間を費やしている訳です。
なので、その練習がラウンドで役に立っているのかどうかは気にする必要があります。
・練習場で打つボールのうち、半分以上はドライバー
・ウッドやアイアンで打つのは、フルショットのみ
・狙う方向は練習場のマットと平行にある場所のみ
・「30」とか「50」とかの看板に向かって、ウェッジでポンポン打つ
これらのうち、1つでも当てはまることがあれば、残念ながら「練習場シングルへの道、真っしぐら」と言わざるを得ません。
1回のラウンドでドライバーが打てるのは最大で・・・?
1ラウンド18ホール中、ドライバーを手にするのは何回でしょうか?
ショートホールが4回、ロングホールが4回、ミドルホールが10回のパー72というのが一般的なゴルフコースになると思います。
つまり、ドライバーを手にするのは、4つのショートホールを除く、14ホールが最大です。
スコアにすると、たった14打です。
ロングヒッターの方だと、ミドルホールやロングホールでもティショットがドライバーでは狙えないようなホールも出てくるかもしれないので、その数はさらに減ります。
たった14打のためだけに、貴重な練習の大半を奪われるのはちょっともったいないと思います。
スコアの65パーセントは125ヤード以内と言われます。
平均スコアが100の人だと、大体65打が125ヤード以内ということになります。
この数字にはもちろんパット数も含まれますが、たった14打のドライバーに時間と体力を奪われるよりも、もっとショートゲームに費やせば、それだけでスコアアップに繋がること間違いなしです。
1発目に出るボールが、ラウンドでの実力
練習場では、同じクラブで何回も打つことが出来ます。
狙う方向も、クラブも、自分の立つ位置も全く同じということが可能です。
しかしながら、実際のラウンドでそのようなシチュエーションはあるでしょうか?
仮にあるとしても、OBを打った後の打ち直しくらいでしょう。
序盤で身体をほぐすためとか、良い動きを身体に覚えさせるためとか、そういう意図はあっても良いのかもしれません。
が、練習場で何球か失敗を繰り返した後、5球目に自分の理想の球筋が打てたとしても、それは本来の実力ではありません。
そのクラブを手にして、1発目に打つボールが、ラウンドでの自分の本当の実力です。
ゴルフは考える時間が多いスポーツ
あらゆるスポーツの中で、最もプレーに関与しない時間が長いのがゴルフだと思います。
1ラウンドは4時間強ですが、実際にボールを打っている時間なんて、ものの数分です。
それ以外の時間は移動と思考に使える、非常に贅沢なスポーツです。
今の練習場の大半は、自動でボールが出てくるようになっています。
ボールが下から出てきたら、何も考えずにポンポン打つことが可能です。
当然のことながら、こんなシチュエーションは、実際のラウンドでは絶対に起こりません。
実際のラウンドで絶対に起きないような練習をする意味はあまりないと思います。
1球毎に、自分がどこに向かってどういう球筋のボールをどのくらいの距離打つのかをイメージし、それを実行して、出来たのか出来なかったのか検証しましょう。
「今日は200球も打ったよー」
練習場でそんな言葉がたまにどこかから聞こえてきますが、1球毎に考えながら練習をしていると、60~80球も打てば、身体も頭もかなり疲れるはずです。
練習=良いスコアを出すためにやるもの
練習するのはラウンドで良いスコアを出すためにやるものです。
練習場でしか通用しない練習は、練習場シングルへの道に進んでいるだけです。
どうやったら「良いスコアを出せるのか」今やっている練習を見直してみましょう!