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とや
真冬の凍ったグリーンをどう攻略する?
120ヤードPar3、9番アイアンでぴったりの距離でナイスショット!
・・・のはずがグリーンで大きく跳ねて奥へOB。
真冬のゴルフではグリーンが凍っていることが多いので、結構な確率でこんなことが起こります。
ナイスショットがナイスショットにならない凍ったグリーンはどんな風にして攻略すればいいんでしょうか。
当たり前だけど手前から攻めよう
グリーンが凍っているとボールは間違いなく止まりません。
そんなことは分かっていても狙いたくなるものですが、グッとその気持ちを抑えてください。
グリーン手前のエプロン付近を狙うショットを心がけてください。
下手にグリーンに落としてしまうことで、大きく跳ねて傷口を拡げる結果になります。
グリーンの状態が悪いときに無理して狙うのではなく、状態が悪いのはみんな一緒なんです。いかにそこを回避しながらスコアをまとめられるか、を意識してください。
グリーンが凍っているときは低いボールでアプローチ
どんなに強いバックスピンがかけられても、凍って跳ねてしまうようなグリーンではボールは止まりません。
ですので高いボールでキャリーでグリーンオンを狙うと、まずオーバーしてしまうでしょう。ですので短い距離のアプローチでは、低いボールでグリーンエッジに落とすように狙っていくとグリーンに止まりやすくなります。
ベタピンを狙いたいのを我慢して手前から刻みましょう。
セカンドなどで距離が残っている場合にも低いボールは有効です。とにかく無理をしない組み立てをすることが凍ったグリーンを攻略するコツです。
朝イチで凍っているグリーンは時間帯で状態が変化する
早朝スタートではもちろんグリーンは凍っている場合が多いんですが、これが時間帯によっては解けてきて、逆にものすごく重くなってくることがあります。
大体の目安で気温が5度前後から、解け始めてきますのである程度の目安になるでしょう。
また陽射しが当たる部分については、地表温度が上がりやすくなっていますのでさらに早くグリーンが「解凍」されてきます。
グリーンオンを狙う攻めのゴルフか、手前から刻む守りのゴルフか、どちらを選択するのか見極める目安にしましょう。
凍ったグリーン、パッティングはどうする?
ボールが跳ねるくらいなんだから速いに決まってる!
という意見が実は根強いんですが、本当にそうでしょうか。
実は少し重くなるんです。
芝などに付いた水滴などが氷ってそれが抵抗になるからなんですね。なのでパッティングではビビってショートをすることも多いんですが、ここは思い切って強気のパッティングでカップインを狙いましょう。
試しにラウンド前に練習グリーンで感触を確かめてみるとよくわかるでしょう。
寒いからとラウンジでコーヒーを飲んでいるだけではもったいないですよ。
いかがでしたか?
グリーンが凍るようなコンディションでベストスコアを狙うようなことは絶対避けて下さい。
大怪我が連鎖してワーストを叩き出してしまうことにも。
どうすればリスクを回避できるのか、どうすれば安全にカップまでボールを運べるか、しっかり考えられるゴルファーこそが凍ったグリーンを攻略することができるんです。