ゴルフクラブ
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激安中古で買える!まだまだ現役「ツアーステージ X-DRIVE GR ドライバー」
新品のドライバーって最新のテクノロジーが満載で物欲をガンガン刺激してくれます。
しかし過去に発売された中古のモデルにもまだまだ使えると感じる、グッドな性能を持っているクラブが存在します。
今回は、ブリヂストンゴルフ(旧ツアーステージ)のGRシリーズの、イメージがガラッと変わったと言われる2013年に発売された「ツアーステージ X-DRIVE GR ドライバー」を紹介します。
(一部画像は発売当時の特設サイトより)
目次
その飛び、イエローカード
このキャッチフレーズ、聞いたことのある人はかなり多いのではないでしょうか?
それまではソールのデザインもあまり人気がなかったのですが、黄色と黒を基調としたデザインに一新して一気にユーザーの興味を喚起しました。
GRシリーズ唯一のスリーブ調整機能搭載
これ以降、ツアーステージがブリヂストンゴルフになってからもGRシリーズはいくつか出ていますがなぜこのモデルをピックアップしたか。
当然「激安」という部分もあるのですが、もう一つ、この機種に唯一の機能があるんです。
それがスリーブ調整機能、通称「カチャカチャ」です。
GRシリーズはヘッド性能は秀逸なのですが、やはり万人にピタッとハマるには微調整が必要だと自分は考えております。
「もう少しフックフェースに」「もう少しオープンフェースに」「ライ角をもう少し……」等、プレーヤーの好みに応じて調整してこそ最高のパフォーマンスが発揮できます。
シャフトの入れ替えも簡単にできるのでリシャフトで余計な工賃の出費が少ないのも良いですよね。
GRシリーズのイメージ、高弾道でつかまった球を実現
現在発売されているJGRシリーズにも踏襲されているパワースリットが搭載されたのもこのモデルからです。
簡単に説明すると、クラウンにスリットを入れてたわみやすく、ソールにリブを入れて剛性をアップさせました。結果インパクトの瞬間の衝撃でクラウンがたわんで高弾道を打ちやすくしたテクノロジーです。
さらに、重心やライ角をつかまる方向に設計してあるので、高弾道でつかまった球を非常に打ちやすいクラブに進化させました。現在定着しているJGRシリーズがイメージする弾道ですね。
純正シャフトも現代的
2013年当時は、一般的に「シャフトは60グラム台のSフレックス」が標準的なシャフトでした。
しかしこのモデルはヘッドスピードを出すことに着目して、すでに50グラム前半の重量帯で設計することで軽量化を図り、ヘッドスピードを上げることにも着手しています。
あの有名な選手も愛用したシャフトもカスタムでラインナップ
カスタムシャフトのラインナップに注目してください。
そう、グラファイトデザインTourAD MTがカスタムシャフトにラインナップされています。
高弾道でつかまった球を打ちやすい設計同士で相乗効果を発揮し、超高弾道でまさにイエローカード級の飛びを実現しました。
デザインも黄色を主体、アクセントとしていてマッチしていたのも人気の理由の一つではないでしょうか?
そしてGRシリーズとTourADのMTを愛用している選手といえばイメージできますでしょうか?
そう、世界の宮里藍選手です。
すでに現役は引退してしまいましたが、世界ランキング1位にも上り詰めた、日本が世界に誇る女子プロです。
特別カラーも出ておりました
GRシリーズといえば黒と黄色のカラーリングがイメージカラーですが、このモデルには「X-DRIVE GR LIMITED BLUE」が特別カラーとして販売されておりました。
このモデルには標準でTourADのPTが装着されております。
グラファイトデザインの全モデルの中間的な性格のシャフトで、非常にクセのないシャフトとなっております。
2014年5月16日~18日に開催されていた『ほけんの窓口レディース』で渡邉彩香プロが使用し、ドライビングディスタンス賞を獲得しました。
※プロトタイプヘッドを使用
試打動画をご覧ください
私がアップした試打動画です。
まだ撮影方式が確定していない頃だったので少々わかりにくい部分があるかもしれませんがご了承ください。
動画内ではすべてユピテル測定器でヘッドスピードは50メートル/秒(m/s)で打っております。
ロフトは10.5度でシャフトは純正シャフトのSRフレックスを使用しました。
スリーブ調整機能はこの時は使用せず、スタンダードのポジションに設定しております。
純正シャフトは、コシがなく力のある人は使いにくいというイメージがありましたが、そこまで使いにくいとは感じませんでした。
ややスライサーを想定して、打ち出しを少し左向きに打っておりますが気持ちいいフェードが多く出ております。
しかし、逆に言うならヘッドのターンがかなり鋭いので、フッカーが使用してしまうと左へのミスが発生する可能性がかなりありますので注意が必要かもしれません。
打音にも注目してください。
飛びを求める人は金属的な弾き音を、弾道をコントロールしたい人はソフトな打感を好む傾向がありますが、このクラブはそのどちらにも好まれそうな良い感じの打音になっております。
やはり打音はゴルファーにとって大事なファクターですので、この打音と打感が多くの人に好まれた理由の一つではないでしょうか?
皆さんも新品クラブから少し目線をずらして、中古クラブも見てあげてください。
実はまだまだ現役で使えるお宝クラブが眠っているかもしれませんよ!